新潟県新発田市のドラッグストアで、精算前のせき止め薬を持ち出したうえ、店の出入口前で地面にたたきつけて割り、店舗の業務を妨害したとして、パキスタン国籍の無職の男(38)が窃盗と威力業務妨害の疑いで逮捕された。
TeNYテレビ新潟によると、男は2026年8月8日午後2時すぎ、新発田市内のドラッグストアで販売価格2143円の医薬品1点を、精算を終えないまま店外へ持ち出した疑いがある。
さらに男は、店の出入口前でその医薬品を地面にたたきつけて割り、ガラス片や薬液を散乱させることで店舗の業務を妨害した疑いも持たれている。
警察によると、男と店の間では、この医薬品の購入をめぐってトラブルがあったという。
男は調べに対し「間違いありません」と容疑を認めている。警察は、購入を巡ってどのようなやり取りがあり、なぜ商品を持ち出して破損させたのか、詳しい経緯を調べている。
新人記者ナルカ


事件の概要
- 逮捕日:2026年8月18日
- 発生日:2026年8月8日午後2時すぎ
- 場所:新潟県新発田市内のドラッグストア
- 容疑者:パキスタン国籍の男(38)
- 住所:新発田市
- 職業:無職
- 容疑:窃盗、威力業務妨害
- 商品:せき止め薬1点
- 販売価格:2143円
- 認否:「間違いありません」と容疑を認める
- 背景:医薬品購入を巡って店側とのトラブルがあったとされる
精算前の医薬品をそのまま持ち出した疑い
警察によると、男は店内でせき止め薬を手に取った。
しかし、精算を終えていない状態でその商品を店外へ持ち出したという。
商品価格は2143円だった。
窃盗は商品の価格が高額か少額かによって成立が決まるものではない。精算前の商品を店の意思に反して持ち出した場合、窃盗に該当する可能性がある。
出入口前で医薬品を地面にたたきつける
今回の事件が通常の万引きと異なるのは、店外へ持ち出した後の行動である。
男はドラッグストアの出入口前で、持ち出した医薬品を地面にたたきつけて割った疑いが持たれている。
割れた容器からガラス片と薬液が散乱し、出入口付近を汚したことで、店の業務が妨害されたと警察はみている。
このため、窃盗だけでなく威力業務妨害の容疑でも逮捕された。
購入を巡って店側とトラブル
警察によると、事件前には男と店側の間で、このせき止め薬の購入を巡るトラブルがあった。
ただし、店が販売を拒否したのか、購入数量や支払い方法を巡る問題だったのか、説明を巡って口論になったのかなど、具体的な内容は公表されていない。
したがって、「外国人だから販売を拒否された」「薬の購入制限が原因だった」などと推測で補うことはできない。
男は「間違いありません」と容疑を認める
警察の調べに対し、男は「間違いありません」と話し、窃盗と威力業務妨害の容疑を認めているという。
ただし、容疑を認めていても、刑事責任が最終的に確定するのは今後の捜査・送検・起訴・裁判を経た後である。
現時点では逮捕段階であり、有罪判決が確定したわけではない。
威力業務妨害とは
威力業務妨害罪は、威力を用いて人の業務を妨害した場合に成立し得る犯罪である。
「威力」は暴力そのものに限らず、人の意思を制圧するに足りる勢力を示す行為を広く含む。
今回、警察は、商品を地面にたたきつけて割り、ガラス片と薬液で店舗出入口を汚した行為が店の営業・安全確保などを妨害したとみている。
商品価格2143円でも被害は商品代だけではない
盗まれた商品の販売価格は2143円だった。
しかし、店舗側に生じる負担は商品の価格だけではない。
- 散乱したガラス片の清掃
- 薬液の除去
- 来店客の安全確保
- 一時的な出入口の利用制限
- 従業員の対応時間
- 警察への通報・事情聴取
- 防犯カメラ映像の確認
など、営業上の追加負担が発生する。
特にガラス片が来店客の通行場所に散乱すれば、転倒や負傷につながる可能性もある。
医薬品を巡る店舗トラブルへの対応
ドラッグストアでは、医薬品の種類によって販売方法や説明、購入数量などにルールが設けられている場合がある。
購入を巡って店員と客の認識が食い違うこと自体は起こり得る。
しかし、トラブルがあったとしても、精算前の商品を持ち出したり、店舗設備や商品を破損させたりすることが正当化されるわけではない。
不満がある場合には、店長や本部への申し出、相談窓口の利用など、適法な方法で解決する必要がある。
ドラッグストアでは外国人による窃盗事件も相次ぐ
JP News Focusでは、2026年にも外国籍者によるドラッグストア窃盗事件を複数取り上げている。
7月には、ドラッグストア83店舗で4000点を超える医薬品などが盗まれたとみられる事件で、ベトナム国籍の女が「回収役」として逮捕された。
6月には岐阜県山県市のドラッグストアで、化粧品や医薬品など57点、約16万円相当を盗んだうえ、取り押さえようとした客に暴行した疑いでベトナム国籍の男2人が逮捕されている。
また山形県鶴岡市でも、美容クリームなど18点、約12万円相当を盗んだ疑いでベトナム国籍の男2人が逮捕された。
ただし今回の事件は「組織窃盗」とは別
今回の新発田市の事件について、他の外国人によるドラッグストア大量窃盗事件との関連は確認されていない。
盗まれたのは医薬品1点で、報道では転売目的や組織的な窃盗グループとの関係も指摘されていない。
むしろ、店側との購入トラブルをきっかけに商品を持ち出し、その場で破壊したとされる点が特徴である。
そのため、「海外転売組織の一員」「医薬品窃盗グループ」といった推測は避ける必要がある。
店舗側の安全確保も課題
小売店では、客とのトラブルが暴言・暴力・器物破損などへ発展する場合がある。
従業員だけで対応しようとすれば、身体的な危険が生じる可能性もある。
特に相手が興奮している場合には、一定の距離を取り、警察や警備員へ連絡するなど、安全を優先した対応が重要になる。
外国籍か日本国籍かにかかわらず、店舗での暴力的・威圧的な行動には同じルールを適用することが必要である。
クロ助とナルカの視点


















編集部まとめ
- 逮捕:新発田市に住むパキスタン国籍の無職の男(38)。
- 容疑:窃盗と威力業務妨害。
- 発生:2026年8月8日午後2時すぎ、新発田市内のドラッグストア。
- 商品:販売価格2143円のせき止め薬1点。
- 窃盗容疑:精算を終えないまま商品を店外へ持ち出した疑い。
- 業務妨害:出入口前で商品を地面にたたきつけて割り、ガラス片と薬液を散乱させた疑い。
- 背景:医薬品購入を巡って店側とのトラブルがあった。
- 認否:「間違いありません」と容疑を認めている。
- 注意:購入トラブルの具体的内容や動機は未公表。
- 関連:他のドラッグストア組織窃盗事件との関係は確認されていない。
出典
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