日本国内のイスラム教徒(ムスリム)の増加に伴い、礼拝施設であるモスク(マスジド)も全国へ広がっている。
滞日ムスリム調査プロジェクトが公表した「全国モスク(マスジド)リスト 2025年度版」には、2025年7月15日時点で167の番号付き項目が掲載されている。1990年まで全国で確認されていたモスクは4か所とされており、30年余りで分布が大きく変化したことが分かる。
一方、この「167」は、そのまま「現在稼働中の恒久的モスクが167施設ある」という意味ではない。リストには閉鎖済みの旧高松モスク、後継施設の前身、計画中の施設、Googleマップ等で確認されたものの恒久的なマスジドか不明な施設も含まれる。したがって本記事では、「全国167施設」ではなく「研究資料に167項目掲載」と表現する。
本記事は、全国モスクの親記事として、都道府県別の分布、増加の歴史、在日ムスリム人口、地域社会との関係、建築・土地利用上の論点を整理する。今後、埼玉、東京、愛知、茨城、千葉など、施設数が多い都道府県について個別記事を追加し、本ページから内部リンクする。
新人記者ナルカ


日本全国のモスク一覧【2026年版・基礎資料167項目】
以下は、2026年8月時点で利用可能な全国網羅資料として、滞日ムスリム調査プロジェクトの2025年度版リストを都道府県別に再整理したものだ。
データの読み方
・基準日は2025年7月15日
・番号は原資料のNo.を維持
・閉鎖済み、前身施設、計画中の項目を含む
・No.152以降について原資料は、Googleマップを利用して確認した施設を含み、恒久的なマスジド形態か不明なものもあると注記
・「0件」はモスクが絶対に存在しないという意味ではなく、当該リストに掲載がないという意味
・ホテル、大学、商業施設などの一時的な礼拝室や小規模ムサッラーは、必ずしも網羅されない
都道府県別の掲載数ランキング
| 順位 | 都道府県 | 掲載数 |
|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 19件 |
| 2 | 東京都 | 19件 |
| 3 | 埼玉県 | 17件 |
| 4 | 茨城県 | 12件 |
| 5 | 千葉県 | 9件 |
| 6 | 群馬県 | 8件 |
| 7 | 大阪府 | 7件 |
| 8 | 神奈川県 | 7件 |
| 9 | 京都府 | 5件 |
| 10 | 栃木県 | 5件 |
| 11 | 静岡県 | 4件 |
| 12 | 兵庫県 | 3件 |
| 13 | 北海道 | 3件 |
| 14 | 宮城県 | 3件 |
| 15 | 岐阜県 | 3件 |
掲載数が最も多いのは東京都と愛知県の各19件、次いで埼玉県17件、茨城県12件、千葉県9件、群馬県8件となった。関東北部から首都圏、愛知県に集中が見られる。
ただし、この件数は礼拝参加者数や施設規模を意味しない。大規模な専用建築も、既存建物を改修した比較的小規模な礼拝所も同じ1件として数えられている。
北海道から沖縄まで 都道府県別モスク一覧
北海道(掲載3件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 46 | 札幌モスク | 北海道札幌市北区 | 2007 |
| 51 | 小樽モスク | 北海道小樽市 | 2008 |
| 129 | 江別マスジド | 北海道江別市角山 | 2022 |
青森県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 128 | マディーナ・モスク | 青森県上北郡 | 2022 |
岩手県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 82 | 盛岡モスク | 岩手県盛岡市 | 2015 |
| 167 | タウヒードモスク北上 | 岩手県北上市 | 2025 |
宮城県(掲載3件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 44 | 仙台モスク | 仙台市青葉区 | 2007 |
| 83 | 大衡モスク | 宮城県黒川郡 | 2015 |
| 125 | 石巻モスク(石巻イスラム文化センター) | 宮城県石巻市 | 2022 |
秋田県(掲載0件)
今回基礎資料とした「全国モスク(マスジド)リスト 2025年度版」では、2025年7月15日時点で掲載を確認できなかった。小規模な礼拝所(ムサッラー)や、その後に開設された施設まで存在しないことを意味するものではない。
山形県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 166 | マスジドオマル余目 | 山形県東田川郡庄内町 | 2025 |
福島県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 32 | いわきモスク | 福島県いわき市 | 2005 |
| 130 | 郡山マスジド | 福島県郡山市 | 2022 |
茨城県(掲載12件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 19 | つくばモスク | 茨城県つくば市 | 2001 |
| 41 | マディーナ・モスク(小美玉) | 茨城県小美玉市 | 2006 |
| 42 | 水戸アブーバカルモスク | 茨城県水戸市 | 2006 |
| 45 | ベイトルムカッラムモスク | 茨城県ひたちなか市 | 2007 |
| 48 | 結城モスク | 茨城県結城市 | 2008 |
| 55 | 石岡・小美玉モスク | 茨城県小美玉市 | 2008 |
| 60 | いわいモスク | 茨城県坂東市 | 2009 |
| 61 | 日立モスク | 茨城県日立市 | 2009 |
| 111 | 茨城モスク(Sakai Darussalam?) | 茨城県猿島郡 | 2020.1 |
| 120 | 古河マスジド(NU) | 茨城県古河市 | 2021 |
| 131 | 神立マスジド | 茨城県土浦市 | 2022 |
| 143 | 石下マスジド | 茨城県常総市本石下 | 2023 |
栃木県(掲載5件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 18 | 足利モスク | 栃木県足利市 | 2000 |
| 31 | 小山モスク | 栃木県小山市 | 2005 |
| 56 | 鹿沼モスク | 栃木県鹿沼市 | 2008 |
| 84 | 那須塩原モスク | 栃木県那須塩原市 | 2015 |
| 91 | 佐野モスク | 栃木県佐野市 | 2017 |
群馬県(掲載8件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 6 | 伊勢崎モスク | 群馬県伊勢崎市 | 1995 |
| 9 | 境町モスク | 群馬県伊勢崎市 | 1997 |
| 28 | 館林モスク | 群馬県館林市 | 2003 |
| 40 | 館林サラマットモスク | 群馬県館林市 | 2006 |
| 74 | 桐生モスク | 群馬県桐生市 | 2013 |
| 95 | 倉賀野モスク | 群馬県高崎市 | 2017 |
| 112 | 太田モスク(マスジド) | 群馬県太田市 | 2020.7 |
| 141 | アル・ファラ・モスク | 群馬県北群馬郡 | 2022 |
埼玉県(掲載17件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 5 | 一ノ割モスク | 埼玉県春日部市 | 1991 |
| 13 | 戸田モスク | 埼玉県戸田市 | 1999 |
| 16 | 八潮モスク | 埼玉県八潮市 | 2000 |
| 30 | 蒲生モスク | 埼玉県越谷市 | 2003 |
| 35 | 所沢モスク | 埼玉県所沢市 | 2006 |
| 52 | 坂戸モスク | 埼玉県坂戸市 | 2008 |
| 64 | 川越モスク | 埼玉県川越市 | 2010 |
| 68 | 埼玉モスク | 埼玉県さいたま市 | 2011 |
| 86 | 久喜モスク | 埼玉県久喜市 | 不詳 |
| 93 | 毛呂山モスク | 埼玉県入間郡毛呂山町 | 2017 |
| 94 | 鳩山モスク | 埼玉県比企郡鳩山町 | 2017 |
| 105 | 三郷モスク | 埼玉県三郷市采女 | 2017 |
| 139 | 行田マスジド | 埼玉県行田市 | 2022 |
| 140 | 岩槻マスジド | 埼玉県さいたま市 | 2022 |
| 147 | 杉戸マスジド | 埼玉県北葛飾郡杉戸町 | 2023 |
| 164 | 羽生モスク | 埼玉県羽生市 | 2025 |
| 165 | マスジドアイーシャシッディーク | 埼玉県児玉郡神川町 | 2025 |
千葉県(掲載9件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 8 | 日向モスク | 千葉県山武市 | 1995 |
| 11 | 行徳モスク | 千葉県市川市 | 1998 |
| 22 | 白井モスク | 千葉県白井市 | 2001 |
| 63 | 千葉(四街道)モスク | 千葉県千葉市 | 2009 |
| 70 | 木更津モスク | 千葉県木更津市 | 2011 |
| 87 | 野田モスク(新築2023年) | 千葉県野田市 | 2016 |
| 89 | 西千葉モスク | 千葉県千葉市 | 2016 |
| 148 | 野田マスジド(New noor huda) | 千葉県野田市 | 2023 |
| 151 | 成田マスジド | 千葉県香取郡 | 2024 |
東京都(掲載19件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 2 | 東京回教礼拝堂(東京ジャーミイ) | 東京都渋谷区 | 1938(2000) |
| 3 | バライ・インドネシア礼拝所*(97番) | 東京都目黒区 | 1962 |
| 4 | アラブ・イスラーム学院 | 東京都港区 | 1982 |
| 7 | 成増モスク(お花茶屋モスク) | 東京都葛飾区 | 1995(2001) |
| 14 | 大塚モスク | 東京都豊島区 | 1999 |
| 17 | 浅草モスク | 東京都台東区 | 2000 |
| 25 | 八王子モスク | 東京都八王子市 | 2002 |
| 65 | 御徒町モスク | 東京都台東区 | 2010 |
| 76 | 蒲田モスク | 東京都大田区 | 2013 |
| 88 | 西葛西モスク | 東京都江戸川区 | 2016 |
| 97 | マスジド・インドネシア東京 | 東京都目黒区 | 2017 |
| 110 | 新小岩モスク(マスジド) | 東京都葛飾区 | 2019.10 |
| 114 | ヌサンタラ・マスジド | 東京都千代田区 | 2020 |
| 115 | 江戸川マスジド(江戸川イスラム文化センター) | 東京都江戸川区 | 2020 |
| 116 | マディナマスジド東京 | 東京都北区東十条 3- | 2020 |
| 127 | 錦糸町モスク | 東京都墨田区 | 2022 |
| 149 | 青戸マスジド | 東京都葛飾区青戸 4− | 2023 |
| 154 | 拝島マスジド | 東京都福生市 | 2025 |
| 155 | 町田マスジド | 東京都町田市 | 2025 |
神奈川県(掲載7件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 10 | 海老名モスク | 神奈川県海老名市 | 1998 |
| 34 | 横浜モスク | 横浜市都筑区 | 2006 |
| 92 | 相模原モスク(マスジド・トゥバ) | 神奈川県相模原市 | 2017 |
| 99 | 東海モスク | 神奈川県秦野市 | 2017 |
| 138 | 平塚マスジド | 神奈川県平塚市 | 2022 |
| 152 | マスジド・インドネシア横浜 | 横浜市青葉区 | 計画中 |
| 156 | ダールルムシャッフイスラミーヤ | 神奈川県愛川町 | 2025 |
新潟県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 27 | 新潟モスク | 新潟県新潟市北区 | 2002 |
| 62 | 新潟第 2 モスク | 新潟県新潟市西区 | 2009 |
富山県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 15 | 富山モスク | 富山県射水市 | 1999 |
| 79 | 富山五福モスク | 富山県富山市 | 2014 |
石川県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 77 | 金沢モスク | 石川県金沢市 | 2014 |
福井県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 67 | 福井モスク | 福井県福井市 | 2010 |
山梨県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 90 | 甲府モスク | 山梨県甲府市 | 2016 |
| 132 | 富士河口湖マスジド | 山梨県南都留郡 | 2022 |
長野県(掲載3件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 39 | 坂城モスク | 長野県埴科郡坂城町 | 2006 |
| 137 | 塩尻マスジド | 長野県塩尻市 | 2022 |
| 153 | マスジド・インドネシア上田 | 長野県上田市岩下 100 | 2025 |
岐阜県(掲載3件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 26 | 各務原モスク | 岐阜県各務原市 | 2002 |
| 50 | バーブ・アル=イスラーム岐阜モスク | 岐阜県岐阜市 | 2008 |
| 103 | 大垣モスク | 岐阜県大垣市 | 2017 |
静岡県(掲載4件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 23 | 富士モスク | 静岡県富士市 | 2001 |
| 38 | 浜松モスク | 静岡県浜松市南区 | 2006 |
| 109 | 静岡モスク(マスジド) | 静岡市駿河区 | 2019.10 |
| 157 | バイトルフダマスジド浜松 | 静岡県浜松市 | 2025 |
愛知県(掲載19件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 12 | 名古屋モスク | 名古屋市中村区 | 1998 |
| 20 | 新安城モスク | 愛知県安城市 | 2001 |
| 36 | 豊田モスク | 愛知県豊田市 | 2006 |
| 37 | 名古屋港モスク | 名古屋市港区 | 2006 |
| 47 | 春日井モスク | 愛知県春日井市 | 2007 |
| 57 | 一宮モスク | 愛知県一宮市 | 2008 |
| 66 | 瀬戸モスク | 愛知県瀬戸市 | 2010 |
| 69 | 飛島モスク | 愛知県海部郡飛島村 | 2011 |
| 72 | 豊橋モスク | 愛知県豊橋市 | 2012 |
| 96 | 西尾モスク | 愛知県西尾市 | 2017 |
| 119 | 小牧マスジド | 愛知県小牧市 | 2021 |
| 121 | アヤソフィヤジャーミイ | 愛知県津島市 | 2022 |
| 144 | マスジド・インドネシア名古屋 | 名古屋市港区 | 2023 |
| 158 | マスジドアルヒダーヤ豊橋 | 愛知県豊橋市 | 2025 |
| 159 | トヨタシティーイスラミックセンター | 愛知県豊田市 | 2025 |
| 160 | マスジドアッスンナー碧南 | 愛知県碧南市 | 2025 |
| 161 | Mavi Mescit 青マスジド | 愛知県北名古屋市 | 2025 |
| 162 | 愛知イスラミックカルチャーアソシエーション(AICA)マスジド | 名古屋市千種区 | 2025 |
| 163 | 東名古屋イスラミックセンター | 名古屋市昭和区 | 2025 |
三重県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 59 | 三重モスク | 三重県津市 | 2009 |
| 85 | 鈴鹿モスク(名称・鈴鹿が継続) | 三重県四日市市 | 2011? |
滋賀県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 108 | 滋賀モスク | 滋賀県草津市 | 2018 |
| 133 | 能登川マスジド | 滋賀県東近江市 | 2022 |
京都府(掲載5件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 33 | 京都モスク | 京都市上京区 | 2005 |
| 101 | 綾部モスク | 京都府綾部市 | 2017 |
| 102 | 八幡モスク | 京都府八幡市 | 2017 |
| 135 | アル・フダ・モスク | 京都府京都市伏見区 | 2022 |
| 136 | 京都中央マスジド | 京都府京都市左京区 | 2022 |
大阪府(掲載7件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 24 | 大阪中央モスク | 大阪市西淀川区 | 2001 |
| 43 | 大阪茨木モスク(新築 2023) | 大阪府茨木市 | 2007 |
| 100 | 和泉モスク | 大阪府和泉市 | 2017 |
| 106 | 大阪イスラミックセンター | 大阪府西淀川区 | 2017(2011) |
| 117 | ジャパンダアワセンター | 大阪府大阪市住吉区 | 2020 |
| 126 | マスジド・イスティクラル大阪 | 大阪府大阪市西成区 | 2022 |
| 145 | マスジド・インドネシア大阪 | 大阪府泉南市 | 2023 |
兵庫県(掲載3件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 神戸モスク | 兵庫県神戸市中央区 | 1935 |
| 104 | 兵庫モスク | 兵庫県神戸市 | 2017 |
| 107 | 三木モスク | 兵庫県三木市岩宮 | 2018 |
奈良県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 124 | 奈良マスジド | 奈良市南京終町 2− | 2022 |
和歌山県(掲載0件)
今回基礎資料とした「全国モスク(マスジド)リスト 2025年度版」では、2025年7月15日時点で掲載を確認できなかった。小規模な礼拝所(ムサッラー)や、その後に開設された施設まで存在しないことを意味するものではない。
鳥取県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 78 | 鳥取モスク | 鳥取県鳥取市 | 2014 |
島根県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 75 | 島根モスク | 島根県松江市 | 2013 |
岡山県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 54 | 岡山モスク | 岡山県岡山市北区 | 2008 |
| 146 | マスジド・インドネシア倉敷 | 岡山県倉敷市 | 2023 |
広島県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 71 | 東広島モスク | 広島県東広島市 | 2012 |
| 98 | 三原モスク | 広島県三原市 | 2017 |
山口県(掲載0件)
今回基礎資料とした「全国モスク(マスジド)リスト 2025年度版」では、2025年7月15日時点で掲載を確認できなかった。小規模な礼拝所(ムサッラー)や、その後に開設された施設まで存在しないことを意味するものではない。
徳島県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 49 | 徳島モスク | 徳島県徳島市 | 2008 |
香川県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 21 | 高松モスク*〔閉鎖〕 | 香川県高松市 | 2001 |
| 134 | 香川マスジド | 香川県坂出市 | 2022 |
愛媛県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 29 | 新居浜モスク | 愛媛県新居浜市 | 2003 |
高知県(掲載0件)
今回基礎資料とした「全国モスク(マスジド)リスト 2025年度版」では、2025年7月15日時点で掲載を確認できなかった。小規模な礼拝所(ムサッラー)や、その後に開設された施設まで存在しないことを意味するものではない。
福岡県(掲載3件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 58 | 福岡モスク | 福岡県福岡市東区 | 2009 |
| 122 | 北九州モスク(北九州イスラム文化交流センター) | 福岡県北九州市若松区 | 2022 |
| 150 | 糸島マスジド | 福岡県糸島市 | 2023 |
佐賀県(掲載0件)
今回基礎資料とした「全国モスク(マスジド)リスト 2025年度版」では、2025年7月15日時点で掲載を確認できなかった。小規模な礼拝所(ムサッラー)や、その後に開設された施設まで存在しないことを意味するものではない。
長崎県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 142 | 長崎モスク | 長崎県長崎市 | 2023 |
熊本県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 73 | 熊本モスク | 熊本県熊本市中央区 | 2013 |
大分県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 53 | 別府モスク | 大分県別府市 | 2008 |
| 113 | 中津モスク | 大分県中津市 | 2020 |
宮崎県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 123 | 宮崎マスジド | 宮崎県宮崎市 | 2022 |
鹿児島県(掲載1件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 80 | 鹿児島モスク | 鹿児島県鹿児島市 | 2014 |
沖縄県(掲載2件)
| No. | 名称 | 所在地 | 設立・確認年 |
|---|---|---|---|
| 81 | 沖縄モスク | 沖縄県中頭郡 | 不詳 |
| 118 | 沖縄マスジド(沖縄イスラミックカルチャーセンター) | 沖縄県中頭郡 | 2020 |
1990年まで全国4か所 その後モスクは急増
宗教社会学の研究によると、1990年まで日本国内で確認されていたモスク・イスラム礼拝施設は、神戸モスク、東京回教礼拝堂(現在の東京ジャーミイ)、バライ・インドネシア礼拝所、アラブ・イスラーム学院の4か所だった。
1990年代に入ると、仕事、留学、研究などで来日するムスリムが増え、各地で金曜礼拝のための場所が必要になった。当初はアパートの一室や公共施設を借りるケースも多かったが、地域のムスリムが資金を集め、既存建物を取得・改修して恒久的なモスクを開設する動きが広がった。
1991年には埼玉県春日部市の一ノ割モスクが開設。研究では1999年に全国15か所、2020~2021年頃には113か所まで増えたと整理されている。滞日ムスリム調査プロジェクトは、2024年半ば頃には全国約150か所と推計していた。
2025年推計で日本のムスリム人口は約42万人
滞日ムスリム調査プロジェクトは、2024年末/2025年初時点の日本のムスリム人口を約42万人と推計している。
| 区分 | 推計人口 |
|---|---|
| 外国人ムスリム | 36万3413人 |
| 日本人ムスリム | 約5万5000人 |
| 合計 | 約42万人 |
| 日本総人口に占める割合 | 約0.3% |
同研究は、1990年以降の増加要因として、外国人ムスリムの就労・留学・研究、中長期滞在、永住・定住、日本人との結婚、技能実習や特定技能などを挙げている。近年は特にインドネシア国籍のムスリム増加が大きいとされる。
「モスク」と「ムサッラー」は同じではない
日本語ではイスラム礼拝施設をまとめて「モスク」と呼ぶことが多いが、実態には幅がある。
恒久的に礼拝を行うマスジドのほか、ビルの一室、店舗の一角、大学、空港、観光施設などに設けられた小規模な礼拝スペースは「ムサッラー」などと呼ばれることがある。
全国のムスリム向け礼拝場所をすべて数えれば、本記事の167項目より多くなる可能性が高い。そのため「日本のイスラム礼拝場所は167か所」と断定するのも正確ではない。
なぜ東京・愛知・埼玉・茨城に多いのか
モスクは、ムスリム住民の居住地や就労地域に近い場所に形成される傾向がある。
首都圏では東京だけでなく、埼玉、千葉、茨城、群馬などへ広く分布している。愛知県でも名古屋市だけでなく、豊田、豊橋、安城、一宮、瀬戸、小牧、津島、碧南、北名古屋など複数地域に確認されている。
これは大都市の中心部だけでなく、製造業、物流、農業、中古車関連事業など外国人労働者が多い地域にもムスリム・コミュニティが形成されてきたことを示す。
ただし、「モスクがある=その地域で問題が発生している」という意味ではない。施設数と治安・犯罪を直接結び付ける統計的根拠はない。
モスクは礼拝だけの施設ではない
日本のモスクは礼拝の場に加え、地域によっては次の機能も持つ。
- 金曜礼拝・宗教行事
- イスラム教育・子どもの学習
- 日本語・生活情報の共有
- 新しく来日したムスリムの生活相談
- ハラール食品や宗教生活に関する情報交換
- 災害時の相互扶助
- 地域住民との交流会や見学会
研究でも、モスクが女性・子どもの支援や地域コミュニティ形成の拠点となる例が報告されている。
一方で地域社会との摩擦が生じる場合も
モスクが増えるにつれ、地域住民との交流だけでなく、交通、駐車、騒音、建築、土地利用、住民説明などを巡って摩擦が生じる事例も現れている。
2026年の神奈川県藤沢市では、宮原地区のモスク建設計画を巡り、生活環境や交通への影響を訴える請願・陳情が市議会に提出された。藤沢市議会の広報資料でも、モスク建設に関する陳情が審査されたことが確認できる。
一方、反対運動の中では事実確認されていない情報や宗教全体への一般化も拡散しやすい。交通量、駐車台数、騒音、開発許可といった客観的な項目と、宗教そのものへの評価は分けなければならない。
川越では無許可建築物を市が是正指導
埼玉県川越市では、市街化調整区域内に市の許可を得ず建築され、モスク等として利用されていた建物について、市が違反建築物として是正指導を行っている。
市は2026年6月、関係者に礼拝等を行わないことと敷地を封鎖することを求め、6月5日に門扉が施錠されていることを確認した。市は「宗教施設か否かに関わらず、市街化調整区域内での違反建築物は認めていない」と説明している。
この事例が示すのは、「モスクだから違法」なのではなく、宗教施設であっても都市計画法、建築基準法など日本の土地・建築ルールを守る必要があるという当然の原則である。
モスク建設に適用される日本のルール
モスクだけを対象にした全国共通の「モスク法」があるわけではない。新築・用途変更・増築などを行う場合、一般の建築物と同様に、立地や計画内容に応じて都市計画法、建築基準法、消防法、自治体条例などの適用を受ける。
用途地域では、地域ごとに建築可能な建物の用途や規模が制限される。宗教施設であっても、確認申請や開発許可が必要な場合には手続きを省略できない。
逆に、法令上適法な建築計画について、宗教がイスラム教であるという理由だけで行政が恣意的に不許可とすることもできない。
宗教法人でなければモスクを運営できないのか
モスクを運営する団体の法人形態は一様ではない。滞日ムスリム調査プロジェクトでも、イスラーム関係団体には宗教法人、一般社団法人など複数の法人形態があることが整理されている。
施設がモスクとして利用されていることと、その運営主体が宗教法人であることは同義ではない。個別施設の記事では、運営法人、土地所有者、建築確認、開発許可などを資料に基づいて確認する必要がある。
モスクと「土葬墓地」は別の制度
SNSではモスク建設の話題と土葬墓地が一体として語られることがある。しかし、モスクは礼拝施設、墓地は遺体・焼骨を埋葬・埋蔵する場所であり、法制度上は別である。
モスクが建設されたから、その敷地に自動的に土葬墓地を設けられるわけではない。墓地の新設・経営には「墓地、埋葬等に関する法律」や自治体の条例に基づく許可が必要となる。
したがって、「モスクができる=土葬墓地もできる」と断定するのは誤りである。土葬墓地計画が実際に存在するかは、個別案件ごとに確認すべきだ。
モスク増加をどう見るべきか
信教の自由を重視する視点
日本国憲法は信教の自由を保障している。適法な土地・建築計画の下で礼拝施設を設けることは、イスラム教に限らず宗教活動の一部である。地域交流や生活ルール周知の拠点として機能するモスクも存在する。
地域住民の生活環境を重視する視点
一方、大人数が定期的に集まる施設であれば、交通、路上駐車、騒音、避難経路、消防、周辺道路の容量などは宗教を問わず確認されるべきである。計画段階で住民へ十分な説明を行うことが、不要な摩擦を減らす。
法令順守を最優先する視点
最も明確な基準は国籍や宗教ではなく、日本の法令に適合しているかである。違反建築や無許可開発には宗教を問わず是正を求める一方、適法な施設は属性だけを理由に排除しない。この線引きを行政が一貫して行う必要がある。
JP News Focusでは今後「都道府県別モスク記事」を展開
全国親記事だけでは、各地域で実際にどの施設があるのか、建物規模、運営団体、開設経緯、周辺住民との関係までは確認できない。
そこでJP News Focusでは、施設数の多い地域から順次、都道府県別の記事を作成する予定だ。
- 東京都のモスク一覧
- 愛知県のモスク一覧
- 埼玉県のモスク一覧
- 茨城県のモスク一覧
- 千葉県のモスク一覧
- 群馬県のモスク一覧
- 神奈川県のモスク一覧
- 大阪府のモスク一覧
子記事では、単なる住所一覧ではなく、開設年、運営主体、建物の形態、地域との交流、報道されたトラブル・行政指導がある場合はその一次資料まで確認する。
クロ助とナルカの視点


















編集部まとめ
- 全国リスト:滞日ムスリム調査プロジェクトの2025年度版には、2025年7月15日時点で167の番号付き項目が掲載されている。
- 注意:167には閉鎖済み、前身、計画中、恒久施設か未確認の項目が含まれ、現役モスク167施設という意味ではない。
- 最多地域:掲載数は東京都19、愛知県19、埼玉県17、茨城県12、千葉県9、群馬県8など。
- 歴史:1990年まで全国4か所だったとする研究があり、1990年代以降に急増した。
- ムスリム人口:2024年末/2025年初の推計は約42万人。外国人約36.3万人、日本人約5.5万人。
- 地域社会:モスクは礼拝だけでなく教育・相談・交流の拠点になる一方、交通、駐車、建築、住民説明を巡る摩擦が生じる場合もある。
- 法令:モスクも日本の都市計画法、建築基準法、消防法、自治体条例などに従う必要がある。
- 土葬:モスクと土葬墓地は別制度。モスク建設だけで土葬墓地が設置できるわけではない。
- 今後:JP News Focusでは本記事を親ページとして、都道府県別モスク一覧を順次作成・内部リンクする。











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