埼玉県飯能市阿須の山林で、入間市仏子に住む無職の丸山絹子さん(91)の遺体が見つかった。埼玉県警は2026年8月2日、遺体を発見したと発表した。
県警は、7月31日に富士見市内で別の住宅の敷地へ隠れたとして、住居侵入の疑いで現行犯逮捕したベトナム国籍の無職男(33)の供述に基づき山林を捜索。8月1日午後8時50分ごろ、丸山さんの遺体を発見した。
男は、丸山さんの殺害と遺体遺棄への関与をほのめかしているとされる。県警は殺人事件とみて、死因、殺害場所、遺体を山林へ運んだ経緯、男と丸山さんの接点などを調べている。
丸山さんは入間市内で一人暮らしをしており、7月29日にデイサービスの職員が自宅へ送り届けたのを最後に、所在が確認できなくなっていた。7月31日午前10時半すぎ、50代の長男が「独居の母親の所在が分からなくなった」と狭山署へ届け出た。
警察が丸山さんの自宅を確認すると、親族が使用していた軽乗用車がなくなっていた。その後、富士見市内でこの車を運転するベトナム国籍の男を発見。男は警察官の停止要請に応じず逃走し、事故を起こした後、近くの住宅敷地内へ隠れたところを住居侵入容疑で逮捕されたと報じられている。
新人記者ナルカ


事件の概要
- 遺体発見日時:2026年8月1日午後8時50分ごろ
- 警察発表:8月2日
- 遺体発見場所:埼玉県飯能市阿須の山林
- 被害者:入間市仏子、無職の丸山絹子さん(91)
- 生活状況:一人暮らし
- 最後に確認された時期:7月29日、デイサービス職員が自宅へ送り届けた時
- 行方不明届:7月31日午前10時半すぎ、50代の長男が狭山署へ届け出
- 別件逮捕された人物:ベトナム国籍、無職の男(33)
- 現時点の逮捕容疑:住居侵入
- 逮捕場所:富士見市内の別住宅の敷地
- 男の供述:丸山さんの殺害と死体遺棄への関与をほのめかしたとされる
- 捜査方針:県警が殺人事件とみて死因や経緯を捜査
事件の時系列
| 日時 | 確認されている内容 |
|---|---|
| 7月29日 | デイサービスの職員が丸山さんを入間市仏子の自宅へ送り届ける。これが最後に確認された姿とされる。 |
| 7月31日午前10時半すぎ | 50代の長男が「独居の母親の所在が分からない」と狭山署へ届け出る。 |
| 同日 | 警察が自宅を確認し、親族が使用していた軽乗用車がなくなっていることを把握。 |
| 同日午後 | 富士見市内の国道で、警察官が軽乗用車を運転するベトナム国籍の男を発見し、停止を求める。 |
| 逃走中 | 男は逃走し、事故を起こした後、近くの住宅敷地へ隠れたとされる。 |
| 7月31日 | 警察が男を住居侵入の疑いで現行犯逮捕。 |
| 逮捕後 | 男が丸山さんの殺害と死体遺棄への関与をほのめかす。 |
| 8月1日午後8時50分ごろ | 男の供述などに基づき捜索していた警察官が、飯能市阿須の山林で丸山さんの遺体を発見。 |
| 8月2日 | 埼玉県警が遺体発見を発表。殺人事件とみて捜査を継続。 |
発見日は「8月1日夜」、発表は「8月2日」
一部のテレビ報道では「2日朝に遺体が見つかった」と伝えられている。
一方、埼玉新聞、共同通信、テレ玉など、県警の発表内容を具体的な時刻とともに伝えた報道では、遺体発見は8月1日午後8時50分ごろとされている。
丸山さんは7月29日から所在不明
丸山さんは入間市仏子で一人暮らしをしていた。
7月29日、デイサービスの職員が丸山さんを自宅へ送り届けた。その後、家族らが所在を確認できなくなり、7月31日に長男が警察へ届け出た。
現時点で、丸山さんが7月29日以降に誰かと会ったか、電話や買い物などの生活反応があったかは公表されていない。
自宅から軽乗用車がなくなっていた
行方不明届を受けて警察が丸山さんの自宅を確認したところ、親族が使用していた軽乗用車がなくなっていたという。
その後、警察官が富士見市内で、この軽乗用車を運転するベトナム国籍の男を発見した。
車両の発見は、丸山さんの行方と男との関係を結び付ける重要な手掛かりとなったとみられる。
ただし、車の名義、鍵をどのように入手したか、車内にどのような物があったか、車両から血痕やDNAが検出されたかは公表されていない。
男は逃走後、別の住宅へ隠れた疑い
警察官が富士見市内で車を発見し、停止を求めたところ、男は逃走したとされる。
男は逃走中に事故を起こし、その後、近くにある他人の住宅の敷地内へ隠れた疑いで現行犯逮捕された。
ここで逮捕容疑となった住居侵入は、丸山さんの自宅への侵入ではない。
住居侵入罪とは
刑法第130条は、正当な理由がないのに人の住居や、人が看守する建造物などへ侵入した者を処罰すると定めている。
法定刑は3年以下の拘禁刑または10万円以下の罰金である。
建物の室内まで入らなくても、塀や門などで区切られ、住居の利用に付随する敷地へ無断で立ち入った場合、状況によって住居侵入が成立する可能性がある。
今回、男は警察から逃れるため、他人の住宅敷地へ隠れた疑いで逮捕されたとみられる。
殺害と死体遺棄への関与をほのめかす
男は住居侵入容疑で逮捕された後の取り調べで、丸山さんの殺害と遺体遺棄への関与をほのめかしたとされる。
その供述に基づき、県警が飯能市阿須の山林を捜索したところ、丸山さんの遺体が発見された。
供述した人物しか通常知り得ない場所から遺体が見つかった場合、その供述は事件との関係を示す重要な証拠となり得る。
一方、現時点では供述の具体的な内容は公表されていない。
- 「自分が殺害した」と明確に認めたのか
- 遺体を運んだことだけを認めたのか
- 殺害を見た、または聞いたと話したのか
- 共犯者の存在を説明しているのか
- 丸山さん宅への侵入や車の持ち出しを認めたのか
殺人容疑で逮捕されたわけではない
埼玉県警は殺人事件とみて捜査しているが、記事作成時点で、男を殺人や死体遺棄の疑いで逮捕・再逮捕したとの発表は確認されていない。
捜査機関は、司法解剖による死因の特定、死亡時刻、遺体の状態、犯行場所、凶器などを調べた上で、適用する容疑を判断する。
殺人罪が成立するには、人を死亡させた行為と殺意が立証される必要がある。
遺体を山林へ運び、捨てたり隠したりした場合には、死体遺棄罪が問題となる。殺害した人物と遺棄した人物が異なる場合もあり得るため、それぞれの行為を分けて捜査する必要がある。
殺人罪と死体遺棄罪
| 罪名 | 主な内容 | 法定刑 |
|---|---|---|
| 殺人罪 | 殺意を持って人を死亡させる | 死刑、無期または5年以上の拘禁刑 |
| 死体遺棄罪 | 遺体を捨てる、隠すなどして社会的に相当な埋葬・保護をしない | 3年以下の拘禁刑 |
| 住居侵入罪 | 正当な理由なく人の住居やその管理領域へ侵入する | 3年以下の拘禁刑または10万円以下の罰金 |
今回、法的に確定している逮捕容疑は住居侵入である。殺人罪や死体遺棄罪は、今後の捜査で容疑が固まった場合に再逮捕や送検が行われる可能性がある。
供述だけで有罪になるのか
日本国憲法第38条第3項は、本人の自白だけを唯一の証拠として有罪とし、刑罰を科すことはできないと定めている。
刑事訴訟法第319条第2項も、被告人の自白が自分に不利益な唯一の証拠である場合、有罪とすることはできないとしている。
そのため、男の供述に基づいて遺体が見つかったとしても、警察・検察は次のような客観証拠を集める必要がある。
- 司法解剖による死因と死亡時刻
- 丸山さん宅や車内の血痕・DNA
- 車両や現場に残された指紋
- 防犯カメラとドライブレコーダー
- 携帯電話の位置情報
- 飯能市の山林までの移動履歴
- 丸山さんと男の接点
- 凶器や遺留品
- 第三者の目撃証言
供述と客観証拠が一致するかどうかが、今後の刑事手続きで重要となる。
死因はまだ公表されていない
丸山さんの死因、遺体に外傷があったか、死亡した時期は公表されていない。
県警は司法解剖などを行い、病死や事故死の可能性を含めて死因を確認した上で、男の供述との整合性を調べるとみられる。
「殺害をほのめかした」と報じられていることから警察は殺人事件とみているが、現段階で具体的な殺害方法を推測することはできない。
刃物、首を絞めた、殴打したなど、発表されていない方法を記事やSNSで断定してはならない。
丸山さん宅が犯行現場かは不明
丸山さんが自宅で襲われたのか、別の場所へ連れ出された後に死亡したのかは分かっていない。
遺体が見つかった飯能市阿須の山林が殺害現場なのか、遺体を運んで遺棄した場所なのかも不明である。
県警は、自宅、軽乗用車、山林の3地点を中心に、血痕、繊維、土砂、防犯映像などを調べるとみられる。
男と丸山さんの接点も不明
男が丸山さんと以前から面識があったのか、偶然住宅を訪れたのか、金品を狙ったのかは公表されていない。
職業上の接点、近隣関係、介護や住宅修理などを通じた接触があったとの情報もない。
「外国人窃盗団による犯行」「高齢者宅を狙った計画犯罪」「闇バイト」などと断定できる材料は、現時点では示されていない。
共犯者の存在についても発表はなく、警察は男の単独行動か、第三者が関与したかを含めて捜査する必要がある。
行方不明届から車両発見へ
今回、家族からの行方不明届と、自宅から車がなくなっているという情報が、男の発見につながった。
高齢者が突然連絡不能となり、普段使われている車両や所持品もなくなっている場合、事故、病気、認知症による徘徊だけでなく、事件へ巻き込まれた可能性も考える必要がある。
警察への届け出では、次の情報が捜索に役立つ。
- 最後に姿を確認した時刻と場所
- 当日の服装と所持品
- 携帯電話の番号
- 車両のナンバー、色、車種
- 持病、服薬、認知症の有無
- よく訪れる場所
- 最近接触した人物
- 防犯カメラや見守り機器の情報
今回も、軽乗用車の情報がなければ、住居侵入容疑で逮捕された男と丸山さんの行方不明を早期に結び付けられなかった可能性がある。
一人暮らし高齢者の見守り
丸山さんはデイサービスを利用し、一人暮らしをしていた。
一人暮らしの高齢者を事件から完全に守ることは難しいが、家族、介護事業者、自治体、近隣住民が異変を早期に把握できる仕組みは重要である。
- 帰宅後や翌朝の定時連絡
- 家族間での位置情報共有
- 玄関や屋外への防犯カメラ設置
- センサー式見守りサービス
- 訪問販売や不審者の情報共有
- 車両の位置確認機器
- 緊急通報装置
- 地域包括支援センターとの連携
ただし、被害者や家族に防犯上の責任を負わせるべきではない。犯罪を行った人物の責任と、社会全体で被害を防ぐための対策は分けて考える必要がある。
在留資格や在留状況は不明
男について公表されているのは、ベトナム国籍、33歳、無職であることなどに限られる。
技能実習、特定技能、留学、永住など、どの在留資格で日本に滞在していたかは明らかにされていない。
在留期限を超えた不法残留だった、偽造在留カードを所持していた、過去に退去強制を受けていたなどの情報も確認されていない。
車両逃走と事故の捜査
男は警察官から停止を求められた後、車で逃走し、事故を起こしたと報じられている。
事故の場所、相手車両や負傷者の有無、道路交通法違反での立件状況は明らかになっていない。
今後、信号無視、速度違反、事故不申告、危険運転などが確認された場合には、別の容疑が追加される可能性がある。
今後の捜査の焦点
- 丸山さんの死因と死亡時刻
- 殺害場所と遺体遺棄場所の特定
- 男が遺体の場所を知っていた理由
- 丸山さん宅への侵入の有無
- 軽乗用車を使用した経緯
- 自宅、車内、山林のDNAや血痕
- 男と丸山さんの面識
- 金品目的などの動機
- 共犯者の有無
- 男の在留資格と国内での生活実態
- 殺人・死体遺棄・窃盗などでの再逮捕
賛成・反対・中立の視点
厳正な捜査と処罰を求める視点
一人暮らしの91歳女性が行方不明となり、別件逮捕された男の供述に基づいて山林から遺体が見つかった事実は重大である。殺害や遺棄への関与が証拠によって立証された場合は、動機や計画性を解明し、法に基づいて厳正に処罰すべきだという立場である。
供述だけで犯人扱いすることを懸念する視点
男が遺体の場所を示したことは重要な事情だが、供述の具体的内容や死因は公表されていない。誤認、第三者の関与、遺棄だけへの関与などの可能性も含め、DNA、防犯映像、司法解剖などで裏付けるべきだという考え方である。
高齢者見守りと在留管理を両立する視点
事件の刑事責任を追及すると同時に、一人暮らし高齢者の異変を早く把握する仕組み、外国人を含む無職者や所在不明者の在留状況確認、車両逃走時の警察連携などを検証する必要がある。
クロ助とナルカの視点


















編集部まとめ
- 遺体発見:8月1日午後8時50分ごろ、飯能市阿須の山林で丸山絹子さん(91)の遺体が見つかった。
- 行方不明:丸山さんは7月29日にデイサービスから帰宅した後、所在が分からなくなり、31日に長男が届け出た。
- 車両:自宅から親族が使用していた軽乗用車がなくなり、富士見市内でベトナム国籍の男が運転していた。
- 逮捕容疑:男は逃走後、別の住宅敷地へ隠れたとして住居侵入容疑で現行犯逮捕された。
- 供述:丸山さんの殺害と死体遺棄への関与をほのめかし、その供述に基づく捜索で遺体が見つかった。
- 現段階:殺人・死体遺棄・車両窃盗での逮捕は発表されていない。
- 未確認事項:死因、殺害方法、犯行場所、動機、面識、共犯者、車を入手した経緯、男の在留資格は不明。
- 捜査:県警は殺人事件とみて、司法解剖、防犯映像、DNA、車両の鑑定などを進めるとみられる。
出典
- 読売新聞「山林で91歳女性の遺体発見、住居侵入容疑のベトナム人の供述に基づき捜索」2026年8月2日
- テレ玉「飯能の山林で90代女性遺体 男が殺害ほのめかす」2026年8月2日
- 埼玉新聞/共同通信「埼玉の山林で91歳女性遺体 確保の男、殺害ほのめかす」2026年8月2日
- TBS NEWS DIG「山林で91歳女性の遺体発見 殺人か」2026年8月2日
- FNNプライムオンライン「行方不明の91歳女性、山林で遺体発見」2026年8月2日
- テレビ朝日「山林に91歳女性の遺体 ベトナム人の男、関与ほのめかす」2026年8月2日
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