宮城県名取市の住宅駐車場から、時価2000万円相当の高級SUV「レクサスLX」1台を盗んだとして、ブラジル国籍の男が窃盗の疑いで逮捕された。
KHB東日本放送によると、逮捕されたのはブラジル国籍の無職、ヨコミゾ・ペドロ・アウグスト容疑者(28)。2025年9月、名取市内の住宅駐車場に止められていたレクサス1台を、何らかの方法で解錠して盗んだ疑いが持たれている。車は施錠されていたが、現在も発見されていない。
別の報道によると、被害車両は「レクサスLX」で、2025年9月16日午後7時ごろから翌17日午前6時半ごろまでの間に盗まれた。宮城県警は現場周辺の防犯カメラ映像などを解析し、容疑者を特定したという。
容疑者は2025年12月にも、富山県内でランドクルーザーなど高級SUV3台を盗んだ疑いで逮捕されている。宮城・富山・愛知・石川・三重・福島の6県警が共同捜査を進めており、警察は今回の事件についても、外国人による匿名・流動型犯罪グループが関与した可能性を視野に全容解明を進めている。
新人記者ナルカ


事件の概要
- 発生時期:2025年9月16日夜から17日朝にかけて
- 発生場所:宮城県名取市内の住宅駐車場
- 容疑:窃盗
- 被害車:高級SUV「レクサスLX」1台
- 被害額:時価約2000万円
- 逮捕者:ブラジル国籍、無職の男(28)
- 車両の状態:施錠されていた
- 盗難車:2026年8月時点で未発見
- 捜査:宮城・富山・愛知・石川・三重・福島の6県警が共同捜査
- 認否:警察は捜査への支障を理由に明らかにしていない
防犯カメラ映像などから容疑者を特定
仙台放送によると、事件は2025年9月16日午後7時ごろから翌17日午前6時半ごろまでの間に発生した。
外出しようとした40代の住人男性が、駐車していたレクサスLXがなくなっていることに気付き、事件が発覚したという。
宮城県警は、現場周辺の防犯カメラ映像の解析などを進め、ヨコミゾ容疑者の逮捕に至ったとしている。
富山県でも高級SUV3台を盗んだ疑い
ヨコミゾ容疑者は、今回の宮城県の事件とは別に、2025年5月、富山県内でランドクルーザーなど高級SUV3台を盗んだ疑いでも逮捕されている。
チューリップテレビによると、富山県警が2025年12月に逮捕した際、盗難に使用されたとみられるドライバー、カッターナイフ、電子機器などが押収された。
富山県内の事件では、複数人で一晩のうちに高級SUV3台を盗んだ疑いが持たれており、被害総額は約2900万円相当と報じられた。
6県警が共同捜査 広域窃盗の可能性を捜査
今回の捜査には、宮城、富山、愛知、石川、三重、福島の6県警が参加している。
仙台放送は、警察が犯行手口などから共犯者の存在を疑い、盗難車を転売する外国人の匿名・流動型犯罪グループが関与している可能性も視野に捜査していると報じている。
ただし、現段階では、ヨコミゾ容疑者がどの組織に属していたのか、誰と共謀したのか、盗難車がどこへ運ばれたのかは確定していない。
仙台市周辺で2025年に高級車盗難7件
KHB東日本放送によると、仙台市内周辺では2025年の1年間に、高級車が盗まれる被害が7件発生している。
仙台放送は、宮城県内で2025年に発生した自動車盗が36件あり、このうちレクサスやランドクルーザーなどの高級車が盗まれた事件が7件だったと報じている。
警察は、今回逮捕された容疑者が残る高級車盗難事件にも関与していないか、慎重に調べている。
全国では2025年に自動車盗6386件
警察庁の「自動車盗難等の発生状況等について」によると、2025年の全国の自動車盗認知件数は6386件だった。2024年の6080件から306件、5.0%増加している。
| 年 | 自動車盗認知件数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2023年 | 5762件 | ― |
| 2024年 | 6080件 | 5.5%増 |
| 2025年 | 6386件 | 5.0%増 |
2003年には全国で6万4223件の自動車盗が発生しており、長期的には大幅に減少している。しかし、2024年、2025年と2年連続で増加しており、高級SUVなど特定車種を狙う盗難には警戒が必要である。
盗難車の77.8%は「キーなし」状態
警察庁によると、2025年の自動車盗6386件のうち、4970件が「キーなし」の状態で被害に遭っていた。
割合は77.8%で、統計上過去最も高い。およそ4台に3台が、鍵を車内やエンジン周辺に残していない状態で盗まれている。
| 2025年 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| キーあり | 1416件 | 22.2% |
| キーなし | 4970件 | 77.8% |
今回の名取市のレクサスLXも施錠されていたと報じられており、単に「鍵をかける」だけでは防げない自動車盗が増えていることを示す事件と言える。
ただし、今回どのような電子機器や解錠手口が使われたのか、警察は明らかにしていない。「CANインベーダー」や「リレーアタック」など特定の手口だったと断定することはできない。
一般住宅からの自動車盗が45.2%で過去最高
警察庁によると、2025年の自動車盗では「一般住宅」での被害が2885件となり、全体の45.2%を占めた。これは統計上、過去最も高い割合である。
駐車場での被害も1780件、27.9%を占める。
| 発生場所 | 2025年件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 一般住宅 | 2885件 | 45.2% |
| 駐車場 | 1780件 | 27.9% |
| 道路上 | 200件 | 約3.1% |
| その他 | 1521件 | 約23.8% |
盗難車はどこへ行くのか
警察庁は、自動車盗の背景として、犯罪グループが盗難車をヤードへ運び、不正に解体するケースがあると説明している。
解体された車両は中古部品として海外へ不正輸出されたり、別の車両と組み合わせて不正登録され、再流通したりする場合がある。また、盗難車や部品の売却益が犯罪組織の資金源になるケースもある。
今回盗まれたレクサスLXは現在も見つかっていない。
高級車所有者に求められる多重防犯
- ハンドルロックやタイヤロックを併用する
- 純正とは別系統の警報装置・イモビライザーを検討する
- 車庫や駐車場所へ防犯カメラ、センサーライトを設置する
- 車止めやシャッターなど物理的に持ち出しにくい環境を作る
- スマートキーを電波遮断ケースなどで保管する
- 位置情報端末を車両に設置する
クロ助とナルカの視点


















編集部まとめ
- 事件:名取市の住宅駐車場から時価2000万円相当のレクサスLXを盗んだ疑いで、ブラジル国籍の28歳の男が逮捕された。
- 発生:2025年9月16日夜から17日朝にかけて発生。車は施錠されていた。
- 未発見:盗まれたレクサスLXは現在も見つかっていない。
- 別事件:容疑者は富山県内で高級SUV3台を盗んだ疑いでも逮捕されている。
- 共同捜査:宮城・富山・愛知・石川・三重・福島の6県警が捜査している。
- 組織性:警察は外国人の匿名・流動型窃盗グループの関与も視野に入れているが、今回の事件で共犯関係はまだ確定していない。
- 全国統計:2025年の自動車盗は6386件で前年比5.0%増。うち77.8%が「キーなし」の状態で盗まれていた。
- 住宅被害:2025年の自動車盗の45.2%が一般住宅で発生し、過去最高の割合となった。
出典
- KHB東日本放送「2000万円相当の高級車を窃盗か ブラジル国籍の男逮捕」2026年8月7日
- 仙台放送/FNNプライムオンライン「2000万円相当の高級SUV窃盗疑いブラジル国籍の男逮捕 外国人トクリュウグループか」2026年8月6日
- チューリップテレビ/TBS NEWS DIG「一晩で3台も 高級車狙う窃盗団の一員か」2025年12月8日
- 警察庁「自動車盗難等の発生状況等について」2026年2月












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