京都大学は2026年10月28日、英語能力試験TOEICで替え玉受験を繰り返した大学院総合生存学館2回生の1人を、27日付で放学処分としたことを公表した。大学によると、学生は他人名義の予備受験票や解答用紙を偽造・行使し、逮捕・起訴されて有罪判決を受けた。共同通信は、学生が中国籍の男で、判決は確定したと報じている。
新人記者ナルカ


大学発表と報道の概要
| 対象者 | 京都大学大学院総合生存学館2回生、1人 |
|---|---|
| 国籍 | 共同通信は中国籍の男と報道。大学の発表本文には国籍の記載なし |
| 不正の期間・回数 | 2024年8月〜2025年4月、計7回 |
| 行為 | 他人名義の予備受験票や解答用紙を偽造し、提示・提出して行使したと大学が説明 |
| 刑事手続き | 逮捕・起訴を経て、有印私文書偽造・同行使の有罪判決 |
| 判決の内容 | 共同通信は2026年6月、東京地裁で懲役3年・執行猶予5年の判決を受け確定したと報道 |
| 大学の処分 | 2026年10月27日付で放学。共同通信は退学に当たる処分と説明 |
| 公表日 | 2026年10月28日 |
| 在留資格 | 参照資料に記載なし |
他人の署名で受験票や解答用紙を偽造・行使
大学の発表によると、学生は2024年8月から2025年4月までの間、TOEICで他人の署名を使い、他人名義の予備受験票や解答用紙を偽造した。これらを正当な書類であるかのように提示、または提出した行為が計7回あったとしている。
京都大学は、事実関係を調査して審議した結果、刑罰法令に触れる行為に当たり、学生の本分を守らない行為に該当すると判断した。
試験の公平性と大学への信用を損なったと判断
大学は、TOEICが大学だけでなく社会のさまざまな場面で広く利用されていることを指摘。替え玉受験の反復により試験の公平性・信頼性を大きく損ね、大学の名誉や信用も著しく失墜させたと説明している。
共同通信によると、男は2025年5月に警視庁に逮捕され、2026年6月に東京地裁で懲役3年、執行猶予5年の判決を受けた。今回の大学の懲戒処分と、先行する刑事裁判の判断は別の手続きである。
参照した大学発表は、試験の不正と学内処分の理由を示したもの。これらの得点が実際に入学や在留資格の申請に使われたかについては記載されていない。
みんなの反応
京都大学、学生の放学処分を発表 「強い非難に値する」と理由説明…TOEIC替え玉受験https://t.co/THNIFMqVhc— オリコンニュース (@oricon) 2026年10月28日
【失墜】京都大学大学院総合生存学館の学生がTOEIC替え玉受験で放学処分。「高い志を持つリーダーの育成」を掲げる組織で起きた厳罰の顛末とはhttps://t.co/c2TGqT3sg0 @zakdeskより— こちら「週刊フジ」です (@yukanfuji_hodo) 2026年10月28日
「京都大学、学生の放学処分を発表 『強い非難に値する』と理由説明…TOEIC替え玉受験」。 https://t.co/7HWnpZKBi2— セバス (@ihSebas) 2026年10月28日
編集部まとめ
編集部としては、語学試験の結果を学業や採用の判断に使う社会の信頼を、どのように守るかが重要だと考える。大学が調査のうえで処分理由を公表したことに加え、試験側の本人確認や不正の発見・共有が実効的に機能するかを見ていきたい。一人の不正を国籍全体や留学生全体への評価に広げず、確認された行為と各機関の対応を検証する必要がある。
出典
- 京都大学「学生の懲戒処分について(2026年10月28日)」公開日2026年10月28日
- 共同通信/ライブドアニュース「中国籍の京都大院生を退学処分 TOEICで替え玉受験」2026年10月28日15時04分
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