東京・渋谷区のホテルで、20代の男性に睡眠薬を混ぜたシャンパンを飲ませて意識をもうろうとさせ、現金2万7000円とキャッシュカードを奪ったとして、警視庁はマレーシア国籍の男を逮捕した。
逮捕されたのは、マレーシア国籍のムハマド・シャフィク・ビン・バーレン容疑者(29)。警視庁によると、2026年7月、渋谷区内のホテルで男性に睡眠薬入りの酒を飲ませて昏睡状態にさせ、現金とキャッシュカードを奪った疑いが持たれている。
2人に面識はなく、最初に路上で声をかけたのは被害男性だったという。男性はムハマド容疑者を女性だと思って声をかけたとされ、その後、翻訳アプリを使って会話し、ムハマド容疑者から「ホテルの部屋で飲みませんか」と誘われたという。
被害男性は、グラスの底に白く濁った錠剤のかけらのようなものを見て「おかしい」と感じながらも、シャンパンを4杯飲んだと説明。その後、別のホテルにも移動し、意識を失ったという。
男性は目を覚ました際には1人になっており、現金とキャッシュカードがなくなっていた。事件後、渋谷駅前の交番に相談した際には、意識がもうろうとし、ろれつが回らない状態だったと報じられている。
ムハマド容疑者は「私はそのようなことをやっていません」と容疑を否認している。
新人記者ナルカ


事件の概要
- 発生時期:2026年7月
- 場所:東京都渋谷区のホテル
- 逮捕日:2026年8月12日
- 逮捕者:マレーシア国籍のムハマド・シャフィク・ビン・バーレン容疑者(29)
- 被害者:20代男性
- 被害:現金2万7000円、キャッシュカード1枚
- 手口:睡眠薬を混ぜたとみられるシャンパンを飲ませ、意識を失わせた疑い
- 認否:「私はそのようなことをやっていません」と否認
路上で声をかけたのは被害男性
事件当日、路上に座っていたムハマド容疑者に、20代の男性が声をかけたという。
テレビ朝日やFNNによると、被害男性は「一緒に遊んでくれる女性を探していた。ずっと女性だと思っていた」と警視庁に説明している。
その後、2人は翻訳アプリを使ってやり取りし、ムハマド容疑者が「ホテルの部屋で飲みませんか」と男性を誘ったとされる。
2人に事前の面識はなかった。
グラスの底に「白い錠剤のかけら」
ホテルに入った後、男性はシャンパンを飲んだ。
男性は警視庁に対し、グラスの底に白く濁った錠剤のかけらのようなものが見え、「おかしい」と感じたと話している。
それでも男性はシャンパンを4杯飲んだという。
その後、2人はさらに別のホテルへ移動したが、男性はそこで意識を失った。
目を覚ますと1人、現金とカードがなくなる
男性が意識を取り戻した際、ムハマド容疑者の姿はなく、現金2万7000円とキャッシュカードがなくなっていたという。
男性は「酒を飲まされて、キャッシュカードとお金を取られました」と警視庁に説明している。
その後、男性は渋谷駅前の交番に相談した。
報道によると、その際の男性は意識がもうろうとしており、ろれつも回らない状態だったという。
薬を飲んだ後に現金を引き出した可能性
テレビ朝日の報道では、男性は睡眠薬を飲まされた後に現金を引き出していたとされる。
その際、ムハマド容疑者にキャッシュカードの暗証番号を見られた可能性があると男性は話しているという。
ただし、容疑者がカードを使って実際に預金を引き出したかどうかについては、今回確認できた報道では明らかになっていない。
「昏睡強盗」と呼ばれる手口
睡眠薬や薬物などを使って相手の意識を低下させ、その状態を利用して金品を奪う手口は、一般に「昏睡強盗」と呼ばれる。
相手の抵抗が困難な状態を意図的に作り出して財物を奪う行為は、重大な犯罪として扱われる。
特に酒と睡眠薬を併用した場合、意識障害や呼吸抑制など健康上の重大な危険を伴う可能性がある。
警戒すべき「飲み物への薬物混入」
今回の事件で特徴的なのは、被害男性が「グラスの底に白い錠剤のようなものが見えた」と違和感を覚えていた点だ。
知らない相手と飲酒する場合、次のような行動は防犯上重要になる。
- 自分の飲み物から目を離さない
- 相手が用意した飲み物を無警戒に飲まない
- 一度席を離れた飲み物は口にしない
- 味、色、濁り、沈殿物に違和感があれば飲まない
- 急激な眠気やふらつきが出たら周囲に助けを求める
- ホテルや個室など第三者の目が届かない場所へ安易について行かない
- 異常を感じた場合は110番や周囲の店舗スタッフなどに助けを求める
「男性が声をかけた」ことと犯罪被害は別問題
今回、最初に路上で声をかけたのは被害男性だったと報じられている。
しかし、自ら声をかけたことやホテルへ同行したことは、薬物を飲ませて金品を奪われても仕方がないという意味ではない。
犯罪の責任は、あくまで犯罪行為を行った者にある。
一方、防犯の観点からは、面識のない相手と短時間でホテルなどの密室へ移動することには一定のリスクがある。
翻訳アプリで会話
警視庁によると、2人は翻訳アプリを使って会話していたという。
この点からも、2人に事前の交友関係がなく、その場で知り合った可能性が高いことがうかがえる。
ただし、外国語や翻訳アプリの使用自体は事件の原因ではない。今回の捜査上重要なのは、面識のない相手をホテルへ誘い、睡眠薬を混ぜた酒を飲ませた疑いがあるという具体的な行為である。
容疑者は否認
ムハマド容疑者は警視庁の調べに対し、「私はそのようなことをやっていません」と容疑を否認している。
したがって、現時点では逮捕段階であり、有罪が確定したわけではない。
睡眠薬がどのように入手されたのか、シャンパンへ誰が混入したのか、キャッシュカードをどのように扱ったのかなどは、今後の捜査で明らかになるとみられる。
余罪は確認されているのか
2026年8月14日時点で今回確認できた主要報道では、同様の被害が複数確認されている、あるいは余罪を警視庁が公式に発表したという情報は確認できなかった。
そのため、「外国人による連続昏睡強盗」「同種事件を繰り返していた」などと断定することはできない。
今後、余罪捜査に関する警察発表があれば追記する必要がある。
外国人観光客・短期滞在者の場合も身元確認が重要
今回の容疑者の在留資格や来日目的については、確認できた報道では明らかにされていない。
そのため、観光客、留学生、就労者など特定の在留資格と事件を結び付けることはできない。
外国人による事件を制度問題として論じる場合は、国籍だけでなく、在留資格、滞在期間、住所、過去の在留歴などを確認したうえで議論する必要がある。
クロ助とナルカの視点


















編集部まとめ
- 逮捕:警視庁は8月12日、マレーシア国籍のムハマド・シャフィク・ビン・バーレン容疑者(29)を逮捕した。
- 事件:2026年7月、東京・渋谷区のホテルで発生したとされる。
- 被害者:20代男性。容疑者とは面識がなかった。
- 経緯:路上で被害男性が容疑者へ声をかけ、翻訳アプリで会話後、ホテルへ移動。
- 手口:睡眠薬を混ぜたとみられるシャンパンを飲ませ、昏睡状態にさせた疑い。
- 被害:現金2万7000円とキャッシュカード1枚。
- 異変:男性はグラスの底に白い錠剤片のようなものを確認しながら4杯飲んだと説明。
- 交番:事件後、渋谷駅前交番へ相談した際には意識がもうろうとし、ろれつが回らない状態だった。
- 認否:容疑者は「私はそのようなことをやっていません」と否認。
- 注意:逮捕段階で有罪未確定。余罪も現時点で確認できない。
出典
- 日テレNEWS NNN「睡眠薬混ぜたシャンパン飲ませ…男性から現金など奪ったか」2026年8月13日
- テレビ朝日「睡眠薬入りシャンパンでカード奪った疑い 男を逮捕」2026年8月13日
- テレビ朝日「“ナンパされた容疑者”逮捕 声かけたのは被害男性」2026年8月13日
- FNNプライムオンライン「『ずっと女性だと思っていた』渋谷区のホテルで昏睡強盗か」2026年8月13日













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