山梨県韮崎市の住宅で、同居する同僚男性を包丁で複数回刺し、殺害しようとしたとして、山梨県警はインドネシア国籍の会社員の男を殺人未遂の疑いで逮捕した。逮捕されたのは、韮崎市穂坂町宮久保に住むインドネシア国籍の会社員、デニ・フェルナンド・ギンティン容疑者(22)。
警察によると、ギンティン容疑者は6月7日午後9時40分ごろ、自宅で同居する同じインドネシア国籍の21歳男性の脇の下や腰などを包丁で複数回刺し、殺害しようとした疑いが持たれている。刺された男性は、ギンティン容疑者の会社の同僚で、近くの住宅に逃げ込み、隣に住む会社の社長に助けを求めた。
被害男性は病院に搬送されたが、意識はあるという。ギンティン容疑者は通報で駆け付けた警察官に自宅で身柄を確保され、その後、逮捕された。調べに対し、「刺したことは間違いないが殺すつもりはなかった」などと殺意を否認しており、警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて詳しい状況を調べている。
新人記者ナルカ


韮崎市の住宅で同居同僚を刺した疑い、インドネシア国籍の男を逮捕
- 発生日時:2026年6月7日午後9時40分ごろ
- 発生地:山梨県韮崎市穂坂町宮久保の住宅
- 容疑:殺人未遂
- 容疑者:デニ・フェルナンド・ギンティン容疑者、22歳
- 国籍:インドネシア国籍
- 職業:会社員
- 被害者:同じインドネシア国籍の男性、21歳
- 関係性:同居する会社の同僚
- 容疑内容:被害男性の脇の下や腰などを包丁で複数回刺し、殺害しようとした疑い
- 被害状況:病院に搬送。意識あり
- 発見・通報経緯:被害男性が近くの住宅に逃げ込み、隣に住む会社の社長に助けを求めた
- 身柄確保:通報で駆け付けた警察官が自宅で確保
- 供述:「刺したことは間違いないが殺すつもりはなかった」と殺意を否認
経緯・時系列
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 2026年6月7日午後9時40分ごろ | 韮崎市穂坂町宮久保の住宅で、インドネシア国籍の21歳男性が包丁で複数回刺された疑い。 |
| 事件直後 | 被害男性は現場近くの住宅に逃げ込み、「助けてくれ」と会社の社長に助けを求めた。 |
| 通報 | 社長が、血を流した被害男性を確認し、119番通報した。 |
| 警察到着 | 通報で駆け付けた警察官が、ギンティン容疑者を自宅で確保。 |
| 逮捕 | 山梨県警が、殺人未遂の疑いでギンティン容疑者を逮捕。 |
| 逮捕後 | ギンティン容疑者は「刺したことは間違いないが殺すつもりはなかった」などと殺意を否認。 |
| 現在 | 警察が、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて詳しい状況を調べている。 |
包丁で脇の下や腰などを複数回刺した疑い
今回の事件で重大なのは、包丁で身体の複数箇所を刺した疑いがある点である。報道によると、ギンティン容疑者は、同居する同僚男性の脇の下や腰などを包丁で複数回刺した疑いが持たれている。
脇の下や腰周辺には血管や臓器に近い部位もあり、刺し傷の深さや角度によっては命に関わる危険がある。被害男性は意識があるとされるが、詳しいけがの程度や治療状況は今後確認が必要である。
「殺すつもりはなかった」と殺意を否認
ギンティン容疑者は、調べに対して「刺したことは間違いないが殺すつもりはなかった」などと話し、殺意を否認している。殺人未遂事件では、刺した部位、回数、凶器の種類、攻撃の強さ、犯行前後の言動、被害者との関係、事件前のトラブルなどが殺意の有無を判断する重要な要素となる。
包丁で複数回刺した疑いがある以上、警察は殺人未遂容疑として捜査している。一方で、本人が殺意を否認しているため、今後は傷害容疑との関係も含め、証拠に基づく判断が必要となる。
被害男性は社長宅に逃げ込み助け求める
刺された被害男性は、現場からすぐ近くの住宅に逃げ込み、助けを求めたとされる。助けを求めた先は、隣に住む勤務先の社長だった。社長は「被害者が『助けてくれ』と言って来た」「見たら血が出ていたので119番通報をした」と話している。
被害者が自力で近隣に逃げ込めたことは、救命につながった可能性がある。会社の社長が近隣に住んでいたことで、早期通報につながった点も重要である。
同居する同じ会社の同僚、生活空間でのトラブルか
被害男性とギンティン容疑者は、同じインドネシア国籍で、同じ会社の同僚だったとされる。また、同じ派遣会社の紹介で来ていたとの証言もある。2人は同居していたため、職場だけでなく生活空間も共有していたことになる。
外国人労働者が派遣会社などを通じて地方企業で働く場合、同国人同士が同じ住居で生活するケースは少なくない。同じ言語や文化を持つ相手との同居は支えになる一方、職場の不満、生活費、家事分担、交友関係、勤務態度、騒音、金銭の貸し借りなどが原因で、トラブルが深刻化することもある。
勤務先の社長は、2人について「事件を起こすような2人じゃなかった」「2人とも外国人にしては優しい、おとなしい子たちだった」と話している。普段の印象と事件の深刻さに落差があるだけに、警察は直前の口論や人間関係の変化を詳しく確認するとみられる。
今後確認される主な点
- 2人の間にどのようなトラブルがあったのか
- 事件直前に口論や暴力があったのか
- 包丁を持ち出した経緯
- 刺した回数と傷の深さ
- 被害男性の詳しい容体
- 2人の勤務先や派遣会社の管理状況
- 同居環境に問題がなかったか
- 在留資格や就労状況
- 過去に相談やトラブル申告があったか
外国籍容疑者として見るべき点
今回逮捕されたギンティン容疑者はインドネシア国籍と報じられている。国籍は報道上の事実として扱う必要があるが、インドネシア人全体や外国人労働者全体を暴力事件と結びつけることは適切ではない。問題は、同居する同僚男性を包丁で複数回刺した疑いがあるという個別事件である。
一方で、外国人労働者が地方で働き、同国人同士で共同生活を送る場合、職場と住居の人間関係が密接になり、トラブルから逃げにくい環境になることがある。言語の壁や相談先の不足があると、不満や衝突が表面化するまで周囲が気づきにくい。
派遣会社・勤務先に求められる生活面の把握
報道では、2人は同じ派遣会社の紹介で来たとされている。外国人労働者を受け入れる場合、勤務先や派遣会社は、労務管理だけでなく、住居、同居者との関係、生活上の不満、相談体制にも目を向ける必要がある。
特に、同じ会社の同僚が同居する場合、職場での関係悪化がそのまま生活空間に持ち込まれる。逃げ場がない状態でトラブルが続けば、暴力事件に発展するリスクもある。
受け入れ側が確認すべき生活管理
- 同居者間のトラブルがないか定期的に確認する
- 母語または理解できる言語で相談できる窓口を用意する
- 金銭貸借や生活費分担の問題を把握する
- 職場での人間関係悪化を早期に把握する
- 寮や住宅での包丁・刃物の管理とトラブル時対応を周知する
- 暴力を振るった場合の刑事責任と在留への影響を説明する
職場・住居一体型トラブルのリスク
外国人労働者の受け入れ現場では、職場、住居、同国人コミュニティが狭い範囲に重なることがある。この構造は、生活支援をしやすい反面、トラブルが起きると逃げ場が少なく、関係悪化が長引きやすい。
今回の事件では、同居する同僚同士の間に何らかのトラブルがあったとみられている。派遣会社や勤務先が、事件前に異変を把握できていたのか、相談体制があったのか、住環境に問題がなかったのかは、再発防止の観点から重要である。
国益・社会安定の視点
地方企業では人手不足を背景に、外国人労働者の受け入れが広がっている。外国人材は地域産業を支える存在である一方、職場と生活の両面で適切な支援がなければ、人間関係の摩擦や孤立が深刻化するおそれがある。
国益の観点からは、外国人材を単に労働力として配置するだけでなく、生活者として管理・支援する仕組みが必要である。派遣会社、勤務先、自治体、警察、支援団体が連携し、トラブルが刑事事件になる前に相談へつなげる体制を整えるべきである。
同時に、インドネシア人全体や外国人労働者全体を一括りにして不安視することは避けなければならない。今回の事件は、同居する同僚間の個別の殺人未遂容疑として、動機、生活環境、雇用管理、相談体制を事実に基づいて検証する必要がある。
賛否・中立の視点
| 立場 | 主な見方 |
|---|---|
| 厳格対応を求める立場 | 包丁で同居同僚を複数回刺した疑いは重大であり、殺意の有無、動機、傷の程度、在留状況まで厳正に調べるべきだという見方。 |
| 受け入れ管理を重視する立場 | 同じ派遣会社の紹介で来た同僚同士が同居していた以上、派遣会社や勤務先が生活面のトラブルを把握できていたか検証すべきだという見方。 |
| 中立的な立場 | 容疑者は刺したことを認める一方で殺意は否認している。外国人全体を一般化せず、個別事件として証拠と背景を確認すべきという立場。 |
クロ助とナルカの視点


















編集部でまとめ
- 事実確認:6月7日午後9時40分ごろ、山梨県韮崎市穂坂町宮久保の住宅で、同居する同僚男性を包丁で複数回刺し殺害しようとしたとして、インドネシア国籍の会社員の男が逮捕された。
- 容疑者:デニ・フェルナンド・ギンティン容疑者、22歳。インドネシア国籍の会社員。
- 被害者:同じインドネシア国籍の21歳男性。ギンティン容疑者の会社の同僚で、同居していた。
- 容疑内容:被害男性の脇の下や腰などを包丁で複数回刺し、殺害しようとした疑い。
- 被害状況:男性は病院に搬送されたが、意識はある。
- 通報経緯:被害男性が近くの住宅に逃げ込み、隣に住む会社の社長に助けを求めた。社長が119番通報した。
- 認否:ギンティン容疑者は「刺したことは間違いないが殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。
- 国益的示唆:外国人労働者の同居・派遣就労では、職場だけでなく住居内の人間関係や生活相談体制を把握することが、地域安全の観点から重要である。











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