京都の嵐山や兵庫県の姫路城などへ外国人観光客を運び、対価を得る「白タク」行為を繰り返した疑いで、パキスタン国籍の男6人が逮捕された。関西テレビが2026年11月4日に報じた。道路運送法違反や道路交通法違反の疑いが持たれている。6人のうち1人は認めているが、残る5人は金銭の受領を否認しており、容疑が確定したわけではない。
新人記者ナルカ


報道で確認できた事件・捜査の概要
| 報道日 | 2026年11月4日 |
|---|---|
| 逮捕者 | パキスタン国籍の男6人 |
| 主な活動とされる時期 | 2026年8月~10月 |
| 主な場所 | 京都市内など、観光先として嵐山・姫路城 |
| 想定される乗客 | 欧米などから訪日した外国人観光客 |
| 容疑 | 道路運送法違反や道路交通法違反の疑い |
| 認否 | 1人は認め、5人は金銭の受領を否認と報道 |
宿泊先から観光地まで有償送迎した疑い
関西テレビによると、警察は、6人が訪日外国人を宿泊施設から京都・嵐山や兵庫県の姫路城などへ運び、料金を得ていたとみている。8月から10月にかけて京都市内などで複数の送迎があった疑いがあり、4日には関係先とみられる住宅を捜索したという。
ただし、記事中の「繰り返した」は捜査当局の疑いを伝える表現であり、運送した回数、売り上げ総額、各人が担った役割は確認できない。
1人は認め、5人は「お金はもらっていない」と否認
逮捕された1人は報酬を別のパキスタン人から受け取っていたと説明し、容疑を認めているという。一方、別の5人は「お金はもらっていません」などとして否認していると関西テレビは報じた。
旅客から運転者へ直接現金が渡されなかった場合でも、報酬の流れや運送を引き受けた経緯が捜査の論点になり得る。ただし本件でどのような支払い記録や配車のやり取りが見つかったかは公表されていない。
「白タク」と道路運送法の関係
一般に、許可や登録などの法的根拠なく自家用車で有償の旅客運送を行うことが「白タク」と呼ばれる。道路運送法第78条は、自家用車の有償運送を原則禁止しながら、法定の例外や必要な許可・登録のある運送も定めている。外国人が運転したこと自体が違法というわけではない。
記事では道路運送法違反と道路交通法違反の両方が報じられているが、各容疑者について問題とされる車両の状態、免許資格、個別の違反条項の詳細は示されていない。
訪日観光と交通サービスの透明性
訪日客には、旅行サイトやSNSで送迎サービスを見つけ、正規の営業許可があるか判断しにくい場面がある。利用者の安全を考える際には、運転者の国籍ではなく、営業上の資格、車両の保険、料金、運行管理体制が確認できるかが重要になる。
今後の捜査では、だれが配車を手配し、客からどこへ料金が支払われ、車両や保険がどのような状態だったのかが焦点となる。正規の運送事業者との公平な競争という観点でも、取締り結果を具体的に確認したい。






よくある質問(FAQ)
Q.「白タク」とは何ですか?
A.許可・登録などの法的根拠なく、自家用車で対価を得て旅客を運ぶ行為を指す一般的な呼び方です。
Q.6人とも容疑を認めていますか?
A.いいえ。関西テレビによると1人が認め、残る5人は金銭の受領を否認しています。
Q.外国人観光客を車に乗せると違法ですか?
A.乗せること自体が直ちに違法になるわけではありません。有償性や事業の許認可などが問題になります。
編集部まとめ
京都・兵庫の観光地を巡る今回の「白タク」疑惑は、訪日旅行市場における有償送迎の透明性を考える事例だ。6人のうち5人が容疑を否認しており、金銭の流れと法的な許可・登録状況の確認が不可欠である。観光客の安全、正規事業者との公平性、取締りの実効性という三つの面から続報を追う。
出典・報道資料
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