元メガデスのギタリストで日本を拠点に活動するマーティ・フリードマン氏が、神社の境内とみられる場所で複数の観光客が踊る動画をXで引用し、撮影をやめるよう呼びかけた。日刊スポーツによると、動画の場所は京都市の伏見稲荷大社にある千本鳥居とみられ、映っているのは外国人らしき複数の観光客とされている。
フリードマン氏は2026年9月7日までにXを更新し、観光客へ「これをどうかやめてください」と自粛を求めたうえで、日本が旅行者を温かく迎える環境を損なう可能性があると注意を促した。投稿を受け、神社仏閣を観光用の撮影舞台として扱うことの是非や、訪日外国人に参拝マナーをどこまで周知するべきかが改めて議論されている。
ただし、報道では撮影場所を「伏見稲荷大社の千本鳥居とみられる場所」、映っている人物を「外国人らしき観光客」と表現している。動画だけで撮影場所、人物の国籍、撮影日時、行為の目的を断定することはできない。また、伏見稲荷大社が今回の動画について個別に見解を示したことは確認されていない。
新人記者ナルカ


Xで議論になった動画と投稿
- 話題になった時期:2026年9月7日までに報道
- 投稿者:マーティ・フリードマン氏
- 発信媒体:X
- 動画の場所:京都・伏見稲荷大社の千本鳥居とみられる場所
- 映像の人物:外国人らしき複数の観光客
- 動画の内容:鳥居が連なる参道で踊り、撮影しているように見える様子
- 投稿の趣旨:神社での無礼と受け取られ得る行動をやめるよう旅行者へ呼びかけ
- 確認上の注意:場所、人物の国籍、撮影日はいずれも報道上確定していない
フリードマン氏は投稿で、旅行者に向けて行為の自粛を要請した。日本が外国人旅行者を迎え入れてきたことに触れたうえで、このような行動が続けば歓迎の空気を損なうとの危機感を示している。
同氏は2004年に日本へ移住し、音楽活動だけでなくテレビなどでも活動してきた。2024年にも、外国人女性が鳥居で懸垂する動画が拡散した際、日本を訪れる観光客へ行動を慎むよう発信していたと報じられている。
確認できた事実と未確認情報
| 項目 | 確認状況 |
|---|---|
| マーティ・フリードマン氏がXで動画を引用した | 報道で確認 |
| 複数人が鳥居の並ぶ場所で踊っている | 引用された動画について報道 |
| 撮影場所が伏見稲荷大社である | 「千本鳥居とみられる場所」であり、確定情報ではない |
| 映っている人物が外国人観光客である | 外見や動画の文脈に基づく表現で、国籍は未確認 |
| 伏見稲荷大社が今回の動画へ抗議した | 個別の抗議や声明は確認できていない |
| 行為が法律違反に当たる | 撮影状況や管理者の指示、通行妨害などの事実が不明で断定できない |
X上の動画は短く編集され、投稿者が付けた説明とともに拡散されることが多い。映像から分かる範囲を超えて国籍、宗教、動機を推測すれば、別人の動画や過去映像を現在の事件として扱う誤情報につながる。記事化する際は「外国人観光客」と断定せず、報道に合わせて「外国人らしき観光客」「外国人旅行者とみられる人物」と表現するのが妥当である。
伏見稲荷大社が参拝者に求めていること
伏見稲荷大社は公式サイトの「ご参拝の皆様へ」で、境内における禁止・自粛事項を示している。具体的には、営業目的や禁止場所での撮影、参拝にふさわしくない姿で境内を歩くこと、許可のない取材やアンケート、狭い参道で撮影して参拝者の通行を妨げることなどを挙げている。
公式の案内で「ダンス」という行為が個別に示されているわけではない。したがって、踊ったことだけを取り上げて直ちに規則違反や犯罪と断定することはできない。一方、千本鳥居は参拝路であり、多くの人が通行する。長時間立ち止まって撮影したり、複数人で通路を占有したりすれば、参拝者の妨げになる可能性がある。
神社は写真映えする観光地であると同時に、現在も祭祀が行われ、人々が祈りをささげる宗教施設である。一般の観光施設と同じ感覚で大声を出す、設備に上る、鳥居へ触れて運動する、通路を占有するといった行為は、違法性の有無とは別に、信仰者や他の参拝者から無礼と受け止められやすい。
観光地と宗教施設では何が違うのか
伏見稲荷大社は、全国にある稲荷神社の総本宮として長い信仰の歴史を持つ。一方、朱色の鳥居が連なる景観は世界的に知られ、国内外から多くの旅行者が訪れる。宗教施設と国際観光地という二つの性格が重なるため、利用者間で行動の基準に差が生じやすい。
旅行者側には、「入場できる場所だから自由に撮影できる」「他の観光客も撮影しているから問題ない」という認識があるかもしれない。しかし、管理者が禁止する行為や、参拝者の通行・祈りを妨げる行為は避ける必要がある。反対に、受け入れ側も「常識だから分かるはず」と考えるだけでは、海外の旅行者に意図が伝わらない。
伏見稲荷大社の公式サイトは日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語への導線を設けている。今後はウェブ上の案内に加え、現地のピクトグラム、混雑地点での掲示、旅行予約サイトや航空会社を通じた事前周知など、旅行者が訪問前に規則を理解できる仕組みが求められる。
撮影目的の行動がエスカレートする背景
TikTok、Instagram、YouTube、Xなどでは、短時間で注目を集める映像が評価されやすい。通常の記念撮影よりも、踊る、設備に上る、立入禁止場所へ入るといった目立つ行動が再生数につながる場合がある。その結果、撮影者が現地の意味や周囲の迷惑よりも映像の反応を優先する危険が生じる。
ただし、迷惑撮影は外国人だけの問題ではない。日本人の配信者や観光客でも、参道の占有、無許可撮影、立入禁止区域への侵入を行えば同じ問題となる。外国語による周知は必要だが、規則は国籍にかかわらず一律に適用すべきである。
観光振興と文化保全を両立できるか
訪日外国人旅行者の消費は、宿泊、飲食、交通、小売、伝統産業など地域経済を支えている。一方、混雑、私有地への侵入、ごみ、騒音、無断撮影などが増えれば、住民や参拝者の負担が重くなり、観光客を歓迎する空気そのものが損なわれる。
必要なのは、観光客の人数を増やすだけでなく、宗教施設や文化財を守るための費用と人員を確保することである。混雑地点への案内員配置、防犯カメラ、外国語表示、違反行為への現場対応などに観光収入や公的財源を振り向ける必要がある。
規制強化・受け入れ継続・中立的改善の視点
規制と取り締まりを強化すべきとの視点
宗教施設での迷惑撮影が繰り返されれば、撮影禁止区域の拡大、警備員配置、悪質な行為への退去要請などを強化すべきだという考え方である。信仰の場と文化資産を守るには、曖昧なお願いだけでは不十分との意見もある。
過度な外国人批判を避けるべきとの視点
動画に映った人物の国籍や撮影場所は確定しておらず、一つの映像から外国人旅行者全体を批判するのは適切ではないという見方である。訪日客の多くは規則を守っており、一部の行為を理由に受け入れ全体を否定すれば、観光や国際交流にも影響する。
明確な共通ルールを設ける中立的視点
国籍を問わず、通行妨害、設備への接触、商用撮影、長時間の場所占有など、問題となる行為を具体的に示すべきだという考え方である。多言語表示と現場での注意を組み合わせ、守らない場合は一律に退去を求める運用が分かりやすい。
クロ助とナルカの視点


















編集部まとめ
- Xでの動き:マーティ・フリードマン氏が、神社で踊る観光客の動画を引用し、自粛を呼びかけた。
- 確認上の注意:場所は伏見稲荷大社の千本鳥居とみられるものの確定しておらず、映っている人物の国籍も確認されていない。
- 施設側のルール:伏見稲荷大社は、禁止場所・営業目的の撮影や、狭い参道で通行を妨げる撮影などを控えるよう求めている。
- 社会的論点:観光地であると同時に宗教施設である場所を、撮影者と旅行者がどのように尊重するかが問われている。
- 必要な対応:多言語で具体的なルールを示し、悪質な迷惑行為には国籍を問わず一律に対応する必要がある。
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