公益財団法人国際人材協力機構(JITCO)は2026年10月7日、特定技能1号の受入れ見込数と在留者数を比較した一覧を更新した。7月末の速報値では、外食業の在留者数は4万9290人、受入れ見込数5万人に対する充足率は98.6%となった。
新人記者ナルカ98.6%なら、外食業はほとんど上限に達しているんだね。もう採用できないの?



JITCOは、外食業の在留資格認定証明書の交付が一時停止中と説明しているにゃ。ただ、充足率だけで個別の申請や採用の可否を判断することはできないにゃ。
目次
7月末の在留者数と受入れ充足率
充足率は、2029年3月までの受入れ見込数に対する、2026年7月末の特定技能1号在留者数の割合。JITCOが入管庁の公表データを基に作成した一覧では、主な分野は次の通りとなっている。
| 分野 | 受入れ見込数 | 7月末在留者数 | 充足率 |
|---|---|---|---|
| 外食業 | 50,000人 | 49,290人 | 98.6% |
| 飲食料品製造業 | 133,500人 | 101,922人 | 76.3% |
| 建設 | 76,000人 | 52,366人 | 68.9% |
| 介護 | 126,900人 | 81,436人 | 64.2% |
| 19分野合計 | 805,700人 | 432,016人 | 53.6% |
全体では6月末の52.9%から53.6%へ
19分野合計の在留者数は、6月末の42万5961人から7月末の43万2016人へ6055人増えた。全体の充足率は0.7ポイント上昇している。一方、分野ごとの割合には差があり、全体の53.6%をそのまま外食業など個別分野の状況として読むことはできない。
「98.6%」を読む際の注意点



残りの1.4%が、今年採用できる人数という意味ではないんだね?



そうにゃ。2029年3月までの見込数と、7月末に在留していた人数を比べた割合にゃ。今年だけの採用枠でも、求人の充足率でもないにゃ。
資料には、外食業で4月13日以降、在留資格認定証明書の交付を一時停止している旨の注記がある。10月7日の更新は7月末の数値を反映したもので、今回新たに停止を決めたという発表ではない。
編集部まとめ
働き手の確保を外国人材に頼る企業にとって、分野別の受入れ状況は採用計画を考える材料になる。編集部としては、受入れ見込数、実際の在留者数、行政上の手続きを分けて示すことを重視したい。企業には、外国人材の受入れだけでなく、定着支援や既存従業員の働きやすさも含めて人手不足への対応を進めることが求められる。
出典
- JITCO「【10/7更新】一目で判る!特定技能外国人制度の受入れ見込数(上限)と受入れ充足率」2026年10月7日
- JITCO「特定技能外国人の1号受入見込数(上限)と受入充足率」2026年7月末速報値を含む一覧PDF
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