東京・中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」に入る高級時計店で、腕時計4本、約2億円相当を盗んだとして、警視庁はチリ国籍の20代と30代の男2人を窃盗などの疑いで逮捕した。
事件は2026年8月25日正午前に発生。2人組はハンマーでショーケースを割り、わずか約10秒で希少な高級腕時計を持ち去ったとされる。事件数日前に日本へ入国し、犯行後は電動キックボードなどを使って逃走。27日に大阪市内で身柄を確保され、盗品とみられる腕時計1点が押収された。
新人記者ナルカ


事件の概要
- 発生日時:2026年8月25日正午前
- 発生場所:東京都中野区「中野ブロードウェイ」内の高級時計店
- 容疑:窃盗などの疑い
- 被害品:海外製の高級腕時計4本
- 被害額:約2億円相当
- 逮捕者:チリ国籍の20代と30代の男2人
- 逮捕日時:8月27日
- 逮捕場所:大阪市内
- 押収品:盗まれたものとみられる腕時計1点
- 今後の捜査:残る時計の行方、入国目的、協力者、売却経路
FNNプライムオンラインなどによると、男らはハンマーでショーケースを破壊し、腕時計4本を持ち去った疑いがある。時計はいずれも入手困難な希少品で、4本だけで約2億円相当と評価されている。
2人の認否は本記事作成時点の主要報道では明らかにされていない。逮捕は有罪確定ではなく、具体的な役割、計画性、共犯者の有無は今後の捜査と司法手続きで判断される。
発生から逮捕までの時系列
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 事件数日前 | 逮捕された2人が日本へ入国したと報じられる。 |
| 8月25日午前 | 男2人が犯行約10分前から中野ブロードウェイ館内にいたとみられる。 |
| 8月25日正午前 | 高級時計店のショーケースをハンマーで破壊。約10秒で腕時計4本を盗んだ疑い。 |
| 犯行直後 | 1人は電動キックボードなどを使って逃走。現場から約400メートル離れた場所でキックボードや衣類が見つかる。 |
| 8月27日 | 警視庁が大阪市内で2人を確保し逮捕。盗品とみられる腕時計1点を押収。 |
| 今後 | 警視庁が残る腕時計3本の行方や事件の経緯を捜査。 |
犯行時間はわずか約10秒
今回の事件で目立つのは、店内での犯行時間の短さである。報道された防犯カメラ映像では、ショーケースを割って時計を取り出すまで約10秒だったとされる。施設関係者は、2人が犯行約10分前から館内をうろつき、人通りが減るタイミングを見ていた可能性を指摘している。
短時間で希少時計4本を選び出したとすれば、売り場の配置、商品の価値、ショーケースの構造などを事前に把握していた可能性も考えられる。ただし、現時点で警察が下見や事前指示の存在を公式に断定したとの情報はない。
電動キックボードを逃走に使用か
2人のうち1人は、犯行後に電動キックボードで逃走したと報じられている。現場から約400メートル離れた場所では、犯行に使われたとみられる電動キックボードや衣類が見つかった。
電動キックボードは、繁華街や狭い道路を移動しやすく、乗り捨ても可能である。一方、シェア型サービスであれば利用記録が残る場合があり、防犯カメラ、端末情報、決済記録などが逃走経路の特定につながる可能性がある。今回、どのような車両が使われ、誰の名義で利用されたのかは明らかになっていない。
東京から大阪へ、同じ建物に潜伏
捜査関係者によると、2人は大阪市内の同じ建物に潜伏していた。27日、まず1人が建物から出たところを捜査員が確保し、約40分後にもう1人が同じ建物の別フロアで逮捕されたという。
東京での犯行から2日ほどで大阪まで移動していたことになる。警視庁は鉄道、車両、宿泊先、防犯カメラなどをたどったとみられるが、具体的な追跡手法は公表されていない。大阪で誰かの支援を受けたのか、次の出国や売却を準備していたのかも捜査対象となる。
盗品とみられる時計1点を押収
逮捕時、2人は盗まれた時計と同じ型の腕時計を所持しており、盗品とみられる1点が押収されたと報じられている。警察は製造番号、販売記録、店側の資料などから同一性を確認することになる。
残る3本は発見されていない。犯行から短期間で別の人物へ渡したのか、国内外の買い取り先へ流したのか、別の場所に隠しているのかは不明である。希少時計は個体番号や整備履歴を追跡できる場合がある一方、部品に分解されたり、海外へ持ち出されたりすると回収が難しくなる。
「短期入国型窃盗」と断定できるか
2人が事件数日前に入国していたという事実から、日本で窃盗を行う目的で入国した可能性が注目される。しかし、現段階で入国目的が窃盗だったと警察が断定したとの発表はなく、過去の犯罪歴、指示役、報酬、出国予定なども明らかになっていない。
海外から短期滞在で入国し、高額商品や住宅を狙って短期間に犯行を重ねるグループは一般に「出稼ぎ窃盗団」などと報じられることがある。今回の2人を同様の組織と位置付けるには、通信記録、資金提供、共犯者、盗品流通などの裏付けが必要だ。
| 確認済みの報道 | 現時点では未確認 |
|---|---|
| 事件数日前に日本へ入国 | 窃盗目的での入国 |
| 腕時計4本、約2億円相当を盗んだ疑い | 国際窃盗組織からの指示 |
| 東京から大阪へ移動 | 国内協力者や逃走支援者 |
| 時計1点を押収 | 残る3本の所在・売却先 |
高級時計店に求められる防犯
- 高額商品を分散して展示し、一度に持ち去れない構造にする
- 耐破壊性能の高いショーケースや二重扉を導入する
- ハンマーによる衝撃を感知する警報とシャッターを連動させる
- 館内外、駅、駐輪場所までつながる防犯カメラ網を整備する
- 時計の製造番号、画像、特徴を即時共有できる台帳を作る
- 買い取り業者やメーカーと盗品情報を迅速に共有する
今回のような約10秒の犯行では、警備員が現場へ到着する前に逃走される可能性が高い。侵入を検知するだけでなく、破壊そのものを難しくし、盗品の換金を止める多層的な対策が必要となる。
クロ助とナルカの視点












編集部まとめ
- 中野ブロードウェイの時計店で腕時計4本、約2億円相当を盗んだ疑いでチリ国籍の男2人が逮捕された。
- 犯行は約10秒で、ハンマーによるショーケース破壊と電動キックボードを使った逃走が報じられている。
- 2人は事件数日前に入国し、犯行2日後に大阪市内の同じ建物で確保された。
- 盗品とみられる時計1点が押収されたが、残る3本の行方は分かっていない。
- 短期入国型の国際窃盗組織かどうかは捜査中で、現段階で断定できない。
出典
- FNNプライムオンライン「中野ブロードウェイ高級腕時計窃盗で逃げていたチリ人の男2人逮捕」2026年8月27日
- テレビ朝日「東京・中野の2億円相当腕時計窃盗事件でチリ人の男2人を逮捕」2026年8月27日
- QAB/ANN「わずか10秒の犯行 中野ブロードウェイで2億円相当窃盗」2026年8月26日
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