石川県輪島市内の寺院から銅板や鬼板を盗んだとして、スリランカ国籍の男2人が窃盗などの疑いで逮捕された。テレビ金沢NEWSやMRO北陸放送などが2026年5月8日に報じた。盗まれたのは銅板およそ180キロと鬼板などで、被害額は約38万円相当にのぼる。
逮捕されたのは、いずれもスリランカ国籍の30歳と29歳の無職の男2人。2人は4月24日、輪島市内の寺院から鬼板1個と銅板一式を盗んだ疑いが持たれている。警察は転売目的の犯行とみて、余罪についても調べている。
新人記者ナルカ


事件概要
- 発生時期:2026年4月24日夜
- 逮捕日:2026年5月5日とみられる
- 報道日:2026年5月8日
- 発生場所:石川県輪島市内の寺院
- 容疑:窃盗などの疑い
- 容疑者:スリランカ国籍の30歳と29歳の無職の男2人
- 被害品:銅板およそ180キロ、鬼板など
- 総重量:約190キロ
- 被害額:約38万円相当
- 捜査状況:警察は転売目的の犯行とみて、余罪を捜査
経緯・時系列
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年4月24日夜 | 輪島市内の寺院から銅板およそ180キロや鬼板などが盗まれた疑い |
| 2026年4月25日午後10時ごろ | 輪島市内の商業施設駐車場で、軽乗用車に乗っていた2人を警察官が職務質問 |
| 職務質問時 | 正当な理由なく鉄製バールを所持していたとして、30歳の男を現行犯逮捕 |
| その後 | 車内から銅板などが見つかったと報道 |
| 2026年5月5日 | スリランカ国籍の男2人を窃盗などの疑いで逮捕したと報道 |
| 2026年5月8日 | 警察が盗まれた銅板や鬼板を公開。報道各社が事件を報道 |
盗まれたのは銅板180キロと鬼板
警察が公開した押収品は、寺院などから盗まれた銅板や鬼板だった。報道によると、銅板はおよそ180キロ、鬼板はおよそ10キロで、合計約190キロにのぼる。被害額は約38万円相当とされている。
鬼板とは、寺院や伝統建築の屋根などに使われる装飾性のある部材で、建物の外観や文化的価値にも関わる。単なる金属窃盗にとどまらず、寺院の建築物や地域の文化財的景観を損なう行為としても重大である。
| 押収品 | 重量 | 備考 |
|---|---|---|
| 銅板 | 約180キロ | 寺院から盗まれた疑い |
| 鬼板 | 約10キロ | 屋根などに用いられる装飾部材 |
| 合計 | 約190キロ | 被害額は約38万円相当 |
転売目的の金属盗難か
銅は価格が比較的高く、転売目的の盗難被害が各地で問題になっている。太陽光発電施設の銅線、寺社の屋根材、工事現場の資材、側溝の金属ふたなどが狙われる事例もある。
今回の事件でも、警察は転売目的の犯行とみて捜査していると報じられている。盗まれた銅板が約180キロにのぼることから、単発の衝動的犯行ではなく、運搬手段や売却先を想定した犯行だった可能性もある。今後は、銅板の剥ぎ取り方法、車両の使用、買い取り業者との関係、余罪の有無が焦点になる。






被災地の寺院を狙った点の重大性
輪島市は、令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた地域である。被災地では、建物の損傷、空き家化、復旧工事、資材不足、人手不足などにより、防犯面の脆弱性が高まりやすい。
そのような地域の寺院から屋根材などが盗まれたとすれば、単なる財産被害にとどまらない。寺院は地域の信仰、歴史、共同体の拠点でもあり、復旧途上の地域住民にとって心理的な打撃も大きい。被災地での資材盗難や金属盗難には、通常以上に厳しい警戒が必要である。
外国人犯罪として見る際の注意点
今回、容疑者2人がスリランカ国籍であることは報道に基づく事実として伝えられている。ただし、国籍だけをもってスリランカ人全体や外国人全体を評価することは適切ではない。重要なのは、個別の犯罪行為について、国籍を問わず厳正に捜査し、処罰することである。
一方で、外国人による金属盗難や資材盗難が続く場合、在留資格、就労実態、無職状態、生活困窮、転売ネットワーク、買い取り業者の確認体制などを検証する必要がある。外国人材受け入れを進める社会では、適正な在留管理と犯罪抑止をセットで運用しなければ、地域住民の不安は強まる。
窃盗罪と特殊開錠用具・工具所持の論点
| 罪名・論点 | 内容 | 法定刑・ポイント |
|---|---|---|
| 窃盗罪 | 他人の財物を盗む行為 | 10年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金 |
| 建造物侵入の可能性 | 寺院敷地や建物に無断で侵入した場合に問題となる可能性 | 3年以下の拘禁刑または10万円以下の罰金 |
| 工具所持 | 正当な理由なくバールなどを所持していた場合、別件で問題となる可能性 | 所持状況や目的により判断 |
| 転売ルート | 盗品を買い取った側が盗品と知っていた場合、盗品等関与罪が問題となる可能性 | 買い取り業者の確認体制も焦点 |
報道では、職務質問時に正当な理由なく鉄製バールを所持していたとして、30歳の男が現行犯逮捕されたとされる。その後、車内から銅板などが見つかったという。今後は、バールの使用目的、寺院への侵入経路、銅板を外した方法などが捜査されるとみられる。
金属買い取り業者にも確認責任
金属盗難を防ぐには、盗む側の取り締まりだけでは不十分である。盗まれた銅板や銅線が売却される先、つまり金属買い取り業者側の本人確認、取引記録、盗品疑いの通報体制も重要になる。
寺院の銅板や鬼板のように、通常のスクラップとは異なる形状や由来が疑われる物が持ち込まれた場合、買い取り側が慎重に確認しなければ、盗難品の換金ルートが温存される。警察には、容疑者だけでなく、売却先や余罪の有無まで含めた捜査が求められる。
クロ助とナルカの視点


















賛否・中立の見方
| 立場 | 主な見方 |
|---|---|
| 厳罰を求める見方 | 被災地の寺院から銅板や鬼板を盗む行為は悪質であり、地域の信仰や復興を傷つける。余罪や転売ルートも含めて厳正に捜査すべき。 |
| 背景分析を重視する見方 | 容疑者が無職だった点から、生活困窮や就労実態、在留資格の状況を確認する必要がある。犯罪を防ぐには、雇用管理や生活支援の面も検証すべき。 |
| 中立的な見方 | 国籍で外国人全体を評価せず、個別事件として厳正に扱うことが前提。その上で、金属盗難の転売ルート、買い取り業者の確認体制、被災地の防犯強化を進める必要がある。 |
編集部でまとめ
- 事実確認:石川県輪島市内の寺院から銅板や鬼板を盗んだとして、スリランカ国籍の男2人が窃盗などの疑いで逮捕された。
- 被害内容:盗まれたのは銅板およそ180キロ、鬼板などで、合計約190キロ、被害額は約38万円相当とされる。
- 捜査状況:警察は転売目的の犯行とみて、余罪や売却ルートについても調べている。
- 地域影響:輪島市は能登半島地震の被災地であり、寺院からの金属盗難は財産被害だけでなく、地域の信仰や復興への心理的打撃も大きい。
- 国益的示唆:外国人材受け入れが進む中でも、無職状態や不透明な就労実態が犯罪につながる場合には、在留管理、雇用管理、転売市場の監視を強化する必要がある。











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