福岡市東区の公園で、イスラム教徒およそ600人が集団で礼拝を行っていたことが分かった。近隣の福岡モスクに入りきれなかった人々が、公園に敷かれたブルーシートの上でひざまずき祈りを捧げていたという。公園使用は区の許可を得ていたが、申請面積を大幅に超えて占有していたことから、公共空間の利用ルールと地域住民の受け止め方が改めて問われている。
公園にあふれた礼拝参加者
現場となったのは、福岡市東区にある福岡モスクに隣接する公園だ。モスク内に入りきらなかった約600人のイスラム教徒が、公園に敷き詰められたブルーシートの上で礼拝を行っていた。
拡声器から流れる声に合わせ、参加者が一斉にひざまずく光景は、周辺住民の目にも強く映ったとみられる。
申請と実際の使用面積に乖離
東区役所によると、令和7年6月、モスクを運営する宗教法人から、公園の一部約100平方メートルについて占有許可申請が提出され、区はこれを許可した。
同様の申請は、令和元年、令和6年にも行われており、今回も前例を踏まえた対応だったという。
しかし、実際には約600平方メートル、申請の約6倍の範囲が使用されていた。
運営側「想定を超えた人数」
宗教法人の代表役員で、エジプト出身のアマー・ナビールさん(65)は取材に対し、次のように説明している。
「当日はイスラム教の大祭で、土曜日と重なり想定を超える1千人以上が集まった。われわれのミスで、申し訳なかった」
想定以上の参拝者が集まったことにより、結果として申請内容を超える利用になったとして、謝罪の意を示した。
分かれる住民の受け止め
周辺住民の受け止めは一様ではない。
近くに住む男性は、「外国人は増えたが、公園の礼拝も特に問題は感じていない」と話す。
一方、別の男性は「まったく違う文化で、人数が増えると威圧感がある」と述べ、心理的な不安を口にした。
問われるのは宗教ではなく運用ルール
今回の問題は、宗教行為そのものの是非ではなく、公共空間の使用ルールと、その遵守が適切だったかという点にある。
許可された範囲を大きく超えて使用されたことで、結果的に「想定外の利用」と受け止められ、住民側に不安や違和感を生んだ。
外国人住民や訪日者が増える中で、文化や宗教行事が地域の公共空間とどう共存するのか、自治体の管理体制も含めた制度設計が求められている。
クロ助とナルカの視点
新人記者ナルカ








編集部でまとめ
- 福岡市東区の公園で大規模な屋外礼拝が行われた。
- 占有許可はあったが、使用面積が申請を大きく超えていた。
- 公共空間と宗教・文化行事の共存ルールが課題として浮上している。











コメント