東京都内のマッサージ店で、当時12歳の外国籍の少女が違法に働かされていた事件で、警視庁保安課は15日、仲介役とみられる外国籍の女を児童福祉法違反の疑いで逮捕した。警視庁は、SNSを通じた募集や在留資格の悪用があった可能性も含め、国際的な人身取引の実態解明を進めている。
本件は、未成年者の保護、外国人受け入れ制度、そして国境を越えた仲介構造という複数の課題が重なった深刻な事案として注目されている。
事件の概要
- 発覚時期:2025年6月ごろ
- 場所:東京都内のマッサージ店
- 被害者:当時12歳の外国籍の少女
- 容疑:児童福祉法違反
- 逮捕:2026年2月15日
警視庁によると、容疑者は少女が18歳未満である可能性を認識しながら、年齢確認に必要な措置を十分に行わず、違法な就労環境に関与した疑いがもたれている。
SNSを通じた仲介と人身取引の疑い
捜査関係者によると、容疑者は過去に同様の店舗で勤務経験があり、現場運営に関与していた立場だったとみられる。SNSを通じて外国籍の女性らを募集し、複数人を店舗に紹介していた可能性がある。
警視庁は、こうした仲介行為が単発ではなく、一定の仕組みとして行われていた可能性も視野に入れ、捜査を進めている。
在留資格の悪用と制度上の課題
少女は母親とともに短期滞在の在留資格で来日していたが、この資格では就労は認められていない。警視庁は、在留制度が不正に利用された可能性があるとみている。
短期滞在制度は本来、観光や親族訪問などを目的としたものであり、管理や確認が十分でない場合、違法就労や人身取引に悪用されるリスクが指摘されている。
被害の深刻性と保護の必要性
警視庁は、少女が年齢にそぐわない業務に従事させられ、深刻な人権侵害を受けていた可能性が高いとみている。詳細については、被害者保護の観点から公表されていない。
現在は、関係機関と連携し、被害者の心身のケアと安全確保が優先的に進められている。
容疑者の認否と今後の捜査
容疑者は調べに対し、容疑を否認しているという。
警視庁は、容疑者と関係者との連絡状況や、海外を含む別の仲介者の存在についても慎重に調べている。また、同様の事案が他に存在しないかどうかについても捜査を拡大している。
クロ助とナルカの視点
新人記者ナルカ




















編集部まとめ
- 事実:未成年の外国籍少女が違法な就労に関与させられていた疑いが判明した。
- 構造:SNS仲介、在留資格の悪用、管理不十分な受け入れ体制が重なっていた。
- 国益的示唆:外国人受け入れ制度は、人身取引防止と児童保護を前提に運用される必要がある。
本件は、外国人労働や観光を巡る制度の裏側で、最も守られるべき存在が被害にさらされる現実を示している。刑事責任の追及と同時に、制度の隙間を埋める実効的な対策が求められている。











コメント