2025年7月、静岡市清水港で大型貨物船の船底からコカイン約20キロが発見され、ブラジル国籍の男性3人と日本人男性1人が逮捕された事件を巡り、静岡地検は今月14日、4人全員を不起訴処分とした。
地検は不起訴の理由について「公判で適正な判決が得られるか慎重に判断した結果」と説明したものの、具体的な判断根拠は明らかにしていない。この判断に対し、ネット上では「外国人優遇ではないか」「日本人なら実刑だったのでは」といった批判が相次いでいる。
事件の概要
- 発覚時期:2025年7月
- 場所:静岡市清水区 清水港
- 発見物:コカイン 約20キロ
- 逮捕者:ブラジル国籍の男性3人、日本人男性1人
- 処分:2026年2月14日 不起訴
警察は、清水港に入港した大型貨物船の船底を調べたところ、不審物を発見。鑑定の結果、コカインと判明し、関係者4人を麻薬取締法違反の疑いで逮捕していた。
静岡地検の不起訴判断
静岡地検は14日、4人について不起訴処分とした。不起訴理由については、「公判で適正な判決が得られるかを慎重に検討した結果」と説明するにとどまり、証拠関係や関与の程度などの詳細は非公表としている。
日本の刑事司法では、不起訴の理由が明らかにされないケースも少なくなく、今回もその例に当たる。
広がる疑問と批判の声
事件の規模が大きかったことから、SNS上では検察判断に疑問を呈する声が相次いだ。「外国人が含まれているから不起訴になったのではないか」「日本人だけなら起訴されていたのでは」といった指摘も見られる。
また、元裁判官の一部からも「20キロという量を考えると、立件を断念した理由が見えにくい」として、検察の判断を疑問視する意見が出ている。
不起訴は「無罪」ではない
不起訴処分は、無罪判決とは異なる。検察が起訴を見送っただけであり、犯罪の成立が完全に否定されたわけではない。証拠不足、関与の立証困難、共犯関係の不明確さなど、複数の理由が考えられる。
一方で、再犯防止や社会的影響という観点からは、処分の透明性や説明責任を求める声が根強い。
入国管理・再発防止の視点
特に外国籍の関係者が含まれる場合、刑事処分とは別に在留資格や入国管理上の措置が問題となる。不起訴であっても、入管当局が独自に判断を行うケースもあり、今後の対応が注目される。
今回の事件は、国際的な薬物流入のリスクとともに、日本の港湾管理、検察判断の透明性、入管行政の在り方を同時に問う事例となっている。
クロ助とナルカの視点から
新人記者ナルカ




















編集部まとめ
- 事実:清水港でコカイン20キロが発見され、4人が逮捕されたが全員不起訴となった。
- 争点:不起訴理由が非公表である点への不信感。
- 国益的示唆:重大薬物事件では、刑事・入管両面での説明責任と再発防止策が不可欠。
大型薬物事件の不起訴は、国民の司法に対する信頼に直結する。今後は、検察判断の適正性だけでなく、港湾管理や入国管理を含めた総合的な再発防止策が求められる。











コメント