沖縄の那覇空港で、米国の劇作家ジェレミー・O・ハリス氏がMDMA密輸容疑で拘束。押収量は約780mgで、税関が刑事告発。

沖縄県那覇空港で11月16日、トニー賞候補として知られる米国の劇作家ジェレミー・O・ハリス氏（36）が、麻薬密輸の疑いで税関当局に身柄を拘束されてから約3週間が経過した。押収された物質からはMDMAが検出され、沖縄の検察が正式な訴追に向けて動いていると国際報道が伝えている。

事件概要

• 発生日：2024年11月16日
• 場所：沖縄県 那覇空港
• 容疑：麻薬特例法違反（輸入）／麻薬取締法違反
• 拘束者：ジェレミー・O・ハリス氏（36） 著名作：舞台『スレイヴ・プレイ』、A24映画『Zola』共同脚本
• 内容：税関職員が所持品からMDMAを含む結晶状物質を発見
• 押収量：およそ780ミリグラム（一般的な遊興量の約6〜10回分に相当）
• 現在：税関が刑事告発、検察が訴追判断へ。認否は公表されていない。

那覇空港での摘発経緯

那覇空港の税関職員がハリス氏のトートバッグを検査した際、結晶状の物質が見つかり、化学分析でMDMAを含むことが確認された。税関はその場で身柄を確保し、後日、沖縄地検に刑事告発を行った。

11月16日	那覇空港で税関がハリス氏を拘束、MDMA検出物を押収
11月中旬〜下旬	税関が刑事告発、検察が勾留と取り調べを継続
12月上旬	国際報道が拘束事実を報道、事件が世界的に注目を浴びる

法令と刑罰

• 麻薬及び向精神薬取締法 MDMAは麻薬に分類され、所持・輸入はいずれも重罪。
• 刑罰の相場 密輸入：懲役7年以下＋罰金 量や動機、情状によっては実刑となることも多い。
• 在留・出入国への影響 重大な薬物犯罪は退去強制・再入国禁止の対象となる。

社会的影響と国際的注目

ハリス氏はアメリカ演劇界・映画界でも高い知名度を持つ文化人であり、海外でも本件は大きく報じられている。日本の厳格な薬物規制、取調べ手続き、勾留の長さなどについて国際的な議論が再燃する可能性がある。

国内では近年、観光客や短期滞在者による薬物事案が増加傾向にあるとして、税関当局は取り締まり強化を継続している。今回の摘発も、その流れの一環と考えられる。

クロ助とナルカの視点

編集部でまとめ

1. 事実：米国の著名劇作家ジェレミー・O・ハリス氏が那覇空港でMDMA所持により拘束。
2. 焦点：所持目的、輸入ルート、認否、弁護人確保の状況。
3. 国益的示唆：観光地・空港での薬物水際対策の重要性が改めて浮き彫りに。外国人観光客・短期滞在者への啓発も必要。

出典

• 沖縄地区税関（2024年11月公表）
• 複数の国際報道（AP通信、Variety、Rolling Stone ほか）