川口市のマンションで都市ガスを爆発させ住民3人を負傷させた事件の初公判が実施され、中国籍の被告は起訴内容を認めた。

埼玉県川口市のマンションで都市ガスを充満させて爆発を起こし、住民ら3人にけがを負わせたとして、現住建造物等放火未遂などの罪に問われた中国籍の男の初公判が4日に開かれ、被告は起訴内容を認めた。

事件の概要

• 発生：2024年7月（川口市のマンション）
• 被告：温泉被告（中国籍）
• 罪状：現住建造物等放火未遂、傷害、建造物損壊など
• 被害：住民ら3人が負傷、建物の一部が損壊

起訴状によると、被告は自宅室内に都市ガスを充満させ、ライターで火をつけ爆発させたとされる。

初公判でのやり取り

被告の認否

裁判長が起訴内容に間違いがないか確認すると、被告は「ないです」と述べ、事実関係を認めた。

検察側の主張

検察は冒頭陳述で、被告が

• 「自宅に侵入者が来るかもしれない」
• 「侵入者もろとも自殺しよう」

と考え、恐怖心から爆発を起こしたと説明した。

弁護側の主張

一方、弁護側は精神状態を争点にし、

• 事件当時、心神耗弱の状態だった
• 責任能力が限定的だったため、減刑すべき

と主張した。

地域への影響

• 集合住宅での爆発は多数の住民に危険が及ぶ重大事件
• 在留外国人の精神保健・生活支援の不足が背景にある可能性
• 増加する単身外国人の孤立や精神疾患リスクへの行政支援が課題
• 安全対策として集合住宅のガス管理や通報連携も重要

今後の予定

判決は今月15日に言い渡される見込み。責任能力の有無が量刑の焦点となる。

賛否・中立の三点整理

厳罰を求める立場：多数の住民に危険が及び、極めて重大な行為であり責任を問うべき。

減刑を求める立場：精神疾患が動機に影響した可能性があり、治療と再発防止策の構築が必要。

中立：精神鑑定の評価・責任能力の判断を踏まえ、司法手続に沿って適切な量刑判断が求められる。

クロ助とナルカの視点

編集部でまとめ

1. 川口市マンションで都市ガス爆発を起こし3人が負傷した事件の初公判が開かれた。
2. 被告は起訴内容を認め、動機や精神状態が争点に。
3. 集合住宅の安全、外国人単身者の支援体制など、地域課題も浮き彫りになっている。

出典

• 日テレNEWS（2025年12月4日報道）