25日告示、2月1日投開票の埼玉県川口市長選を前に、立候補を予定する新人6人による公開討論会が20日、市内のホールで開かれた。討論会では、川口市で長年議論が続く「外国人問題」を巡り、候補者の立場の違いが鮮明となった。
「ルールの厳格化」「共生は不可能」「多文化共生を進める」など、意見は大きく分かれ、市長選の最大争点の一つとして浮上している。
川口市長選と公開討論会の概要
- 告示日:2026年1月25日
- 投開票日:2026年2月1日
- 立候補予定者:新人6人
- 主催:川口青年会議所
- 参加者:会場約60人、オンライン約30人
現職で3期目の市長は、任期限りで引退を表明しており、今回の市長選は新人同士による争いとなる。
最大争点「外国人問題」で割れる主張
討論会では、「外国人問題」「子育て」「働きやすさ」「防災・防犯」の順で各候補が意見を述べた。中でも外国人問題については、立場の違いが最も顕著だった。
候補予定者6人のうち、3人は「ルールの厳格化」を強調。生活ルールや行政対応の徹底が必要だと訴えた。
一方、2人は「多文化共生は不可能」「移民政策は失敗」と述べ、国の政策そのものに否定的な見解を示した。
残る1人は「多文化共生を進める」とし、外国人住民との共存を前提とした施策を打ち出している。
具体論① 国への要請と地域ルール
無所属の県議は、外国人問題について「国に出入国管理の徹底を求める。外国人住民にはルールを守っていただく」と主張した。
また、討論の中で問われた土葬墓地やモスク(イスラム教礼拝所)建設の是非については、「郷に入っては郷に従うべきだ」として反対の立場を明確にした。
具体論② 行政体制の強化
無所属で自民党推薦の県議は、「外国人の急増に対し、ルールの徹底や行政対応が追いついていないことが問題の本質」と指摘した。
対策として、日本人と外国人双方に対応する行政機関「(仮称)川口市外国人政策対応センター」の設置を訴え、相談・指導体制の一元化を提案した。
具体論③ ルール明確化と将来像
歯科医師の候補は、「ごみ問題やヤード問題など、国籍に関係なくルールを明確にし、厳格に適用することが重要」と強調した。
さらに「川口は日本の未来を先取りした縮図だ。ここで解決策を示せば、日本全体のモデルになる」と述べ、外国人問題を都市政策の実験場と捉える姿勢を示した。
クロ助とナルカの視点から
新人記者ナルカ


























編集部まとめ
- 争点:川口市長選では外国人問題が最大の争点として浮上。
- 構図:ルール厳格化・共生否定・多文化共生推進の三方向に意見が分かれた。
- 国益的示唆:地方自治体レベルでも、移民・外国人政策の現実的対応が問われている。
川口市は、外国人住民の増加に直面する自治体の中でも、課題が最前線で顕在化している地域だ。今回の市長選は、単なる首長選挙にとどまらず、日本社会が外国人問題とどう向き合うかを占う試金石となりそうだ。











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