粉ミルクの容器に麻薬を隠し密輸しようとしたとして、岐阜県高山市のベトナム国籍のファン・バン・トゥアン容疑者(24)が麻薬取締法違反(密輸入)の疑いで逮捕された。国際郵便を使った手口で、税関職員が中部国際空港で発見した。警察はベトナム人グループによる組織的犯行の可能性も視野に調べている。
新人記者ナルカ粉ミルクに麻薬を隠すって…そんな手口があるんだ。



国際郵便は密輸手口としてよく狙われるにゃ。見た目が“生活用品”だと警戒が薄くなるにゃ。
目次
事件概要
- 発生・判明:2025年10月(税関による発見)
- 容疑:麻薬取締法違反(密輸入)
- 容疑者:ベトナム国籍 ファン・バン・トゥアン容疑者(24)=自称・解体作業員
- 隠匿手口:粉ミルクの空き容器の内部にケタミンを袋詰めして潜ませる
- 押収量:ケタミン約200グラム
- 輸送方法:イギリスから国際郵便でアパート宛に送付
- 税関が中部国際空港で発見、警察が捜査に着手
- 警察:ベトナム人グループによる組織的犯行の可能性を調査
経緯・時系列
| 2025年10月 | イギリスから粉ミルク容器の国際郵便が届く |
| 中部国際空港 | 税関職員が容器内部からケタミン約200gを発見 |
| その後 | ファン容疑者を麻薬密輸入容疑で逮捕 |
| 現在 | 組織性を含め警察が捜査中、認否は非公表 |
ケタミン密輸と近年の傾向
ケタミンは医療用麻酔薬だが、違法薬物としても流通が拡大しており、国際郵便や小荷物で密輸されるケースが全国で増加している。粉ミルク容器のような“一般家庭用品”への隠匿は、税関の警戒を掻い潜るための典型的な手口のひとつとされる。
近年、ベトナム国籍者が関与する薬物密輸事件が複数の空港で摘発されており、背景には外国人グループによるネットワーク化した運搬役の確保があると指摘される。
刑罰・法令
- 麻薬取締法違反(密輸入):1年以上の有期懲役、量・組織性によっては重刑化
- 関与者が複数の場合、共犯として立件される可能性
- 外国籍の場合、有罪判決後は退去強制・再入国禁止の可能性が高い
社会的影響と地域課題
地方都市・観光地である高山市での摘発は、薬物密輸が都市部だけでなく全国に広がっている現実を示している。国際郵便を利用した小ロット密輸は、摘発が難しい反面、犯罪グループの資金源となり、地域治安にも影響が及ぶ可能性がある。
クロ助とナルカの視点



粉ミルクを装うなんて、発覚しづらそう…税関ってすごいね。



税関はX線検査とリスク分析で“怪しい荷物”を見抜くにゃ。生活物資でも油断なくチェックしてるにゃ。



200グラムって多いの?



小分けすれば相当な量にゃ。個人利用の域を明らかに超えているから組織性が疑われているにゃ。
編集部まとめ
- 粉ミルク容器にケタミンを隠す手口で、岐阜県高山市のベトナム籍男性が密輸入容疑で逮捕された。
- 押収量は約200gで、国際郵便を利用した組織的ルートの可能性がある。
- 国益的には、国際郵便の検査体制強化と、外国人による薬物密輸の実態把握が急務である。











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