福岡など5府県で空き巣56件 中国籍の男女3人を逮捕

福岡県警は27日、いずれも住居不定・無職の中国籍の男女3人を窃盗容疑などで逮捕、送検し、捜査を終結したと発表した。3人は福岡を含む5府県で空き巣など56件（被害総額約2200万円）に関与したとみられ、うち7件が福岡地検に送致された。

事件概要

• 発表日：2025年11月27日
• 発生地域：福岡県・京都府ほか計5府県
• 容疑：住居侵入、窃盗（刑法130条・235条）
• 容疑者：中国籍の男女3人（30〜40代）＝住居不定・無職＝
• 関与件数：空き巣・侵入窃盗など56件
• 被害総額：約2200万円
• 送致：7件を福岡地検に送致
• 供述：2人が容疑を認め、1人は黙秘

犯行の手口と背景

県警によると、3人は昨年12月〜今年3月にかけ、福岡県内や京都府の民家計10軒に侵入し、現金約430万円や腕時計などを盗んだ疑いがある。家人の不在時間帯を狙った計画的犯行で、窃盗目的で来日したとみられている。

経緯・時系列

2023年12月〜2024年3月	福岡・京都などで民家に侵入、窃盗を繰り返す
2025年 初頭	県警が窃盗グループを特定し捜査本格化
2025年11月27日	中国籍3人の逮捕・送検、捜査を終結

法令・刑罰

• 窃盗（刑法235条）：10年以下の懲役または50万円以下の罰金
• 住居侵入（刑法130条）：3年以下の懲役または10万円以下の罰金
• 外国人の場合、実刑判決で退去強制・再入国禁止の可能性が高い

地域社会への影響

• 広域の空き巣被害は地域住民の安心感を損ない、治安対策のコスト増に直結
• 「窃盗目的で来日」したケースは在留管理制度の課題として議論されやすい
• 自治体や警察による住宅防犯対策の強化が急務

クロ助とナルカの視点

編集部でまとめ

1. 福岡県警は、中国籍の男女3人による広域窃盗事件の捜査を終結。56件・総額2200万円の被害。
2. 空き巣目的で来日したとみられ、複数府県で短期間に犯行。
3. 在留管理・地域防犯の両面で対策が求められる事案。

出典

• 読売新聞（2025年11月30日報道）