大阪府熊取町の物流会社倉庫で、実弾を発射できる殺傷能力のある「おもちゃの拳銃」2丁を所持していたとして、中国籍の男性が銃刀法違反の疑いで書類送検された。警視庁によると、拳銃は中国製の金属製品で、模造銃として販売されていたが、実際には弾丸を発射できる構造だった。
ナルカおもちゃって書いてあるのに、本物みたいに撃てるの?



そうにゃ。見た目はモデルガンでも、改造や輸入品の中には実弾を発射できる構造があるにゃ。法律上は「拳銃」と同じ扱いになるにゃ。
目次
事件の概要
- 発生日:2025年9月(発覚・捜査は11月報道)
- 発生地:大阪府熊取町の物流会社倉庫内
- 容疑:銃刀法違反(拳銃の所持)
- 被疑者:中国籍の男性(年齢非公表)
- 押収物:金属製の拳銃2丁(実弾発射可能、殺傷能力あり)
- 経緯:警視庁がネット上の出品を発見 → 購入者・出品者を特定 → 関係先の倉庫を家宅捜索し発見
- 供述:「本物だとは知らなかった」と容疑を否認
警察の見解
警視庁は、拳銃が中国で製造されたもので、模造銃の名目で日本へ輸入されていたとみている。今後、輸入経路や販売ルート、転売目的の有無を調べる方針。
関連法令と罰則
- 銃刀法第3条(拳銃等の所持禁止):拳銃または拳銃部品を所持した者は10年以下の懲役。
- 関税法・外為法:殺傷能力を有する銃器の輸入禁止。
- 模造銃であっても、弾丸発射機能を備える場合は「実銃」と同様に扱われる。
背景:ネット流通と法改正の動き
警察庁は2025年10月、「手製銃や模造銃の所持・製造の罰則強化」を盛り込んだ銃刀法改正案を公表。3DプリンターやSNSでの自作解説投稿にも罰則が適用される方向で検討しており、ネット経由での模造銃販売・輸入監視を強化している。
社会的影響
模造銃やエアガンの違法改造による摘発は全国で増加傾向にある。警察庁によると、2024年の模造銃押収件数は前年比18%増。海外製の「高威力トイガン」が国内に流入し、若年層による誤使用や事件化のリスクが懸念されている。



輸入の時点で見抜けないものなのかな?



税関でも多くは水際で止めてるにゃ。ただ、部品ごとに分けて入れるケースもあって、全部は検知できないにゃ。
編集部でまとめ
- 大阪府熊取町の物流倉庫で中国製の実弾発射可能な「おもちゃ銃」を所持した中国籍の男性が書類送検。
- 拳銃はネット出品をきっかけに発覚し、警視庁が国内ルートを捜査中。
- 警察庁は模造銃・手製銃対策として罰則強化とネット監視の拡充を検討している。
内部関連記事
出典
あわせて読みたい




外国人事件データベース一覧
本ページでは、月ごとの外国人関連事件データベース記事をまとめています。各月ごとの地域別・国籍別・罪名別の事件を整理し、一次資料と内部関連記事にリンクしていま...











コメント