公開日:2025年9月1日 最終更新日:2025年9月3日
2025年8月30日夜、東京・首相官邸前で石破茂首相の退陣を求める「辞めろデモ」が行われました。参加者規模は「数百~数千人」と報じられ、SNSでは「約5000人」との声も拡散。政権不信を訴える動きが注目を集めています。




首相官邸前で「辞めろデモ」発生
2025年8月30日夜、東京・首相官邸前で石破茂首相の退陣を求める「辞めろデモ」が行われました。TBSニュースによれば「数百~数千人規模」とされ、SNS上では「約5000人が集まった」との声も拡散しています。ただし、大手メディアや警察からの正式な人数発表はなく、規模は流動的に報じられています。TBSニュース 2025年8月31日
※主催者側の発表があれば追加で記載いたします。
参加者からは「参院選で与党が敗北した以上、首相は退陣すべき」「外交で後手に回り、日本の信頼を損ねている」といった声が聞かれ、政権刷新を求める切実な訴えが続きました。
参加者の声とSNS反応
現場の参加者の声は強い不信感を示していました。
デモ参加者からは「参院選で与党が敗北した以上、首相は退陣すべき」「外交で後手に回り日本の信頼を損ねている」といった訴えが相次ぎました。
X(旧Twitter)上では「投票しなかった人が今さらデモするのは筋違い」という批判に対し、「投票とデモは別の権利」とする反論も多く、SNS空間でも世論の二極化が鮮明となっています。






内部リンク:大野知事 トルコビザ免除停止を外務省に要請 川口北警察署新設で治安強化へ
SNSで拡散された「高校生の叫び」映像
2025年8月末、X(旧Twitter)で「日本の高校生が《移民の受け入れをやめてほしい》と涙ながらに訴える映像」が拡散されました。投稿では「Give us our country back!」とのメッセージが添えられています。ただし、この映像は個人アカウントによる投稿であり、大手報道の裏付けは確認されていません。
映像中の人物はマスクを着用していますが、未成年とみられることから特定に結びつくおそれがあるため、当サイトでは画像や映像を直接掲載せず、SNSで拡散された未確認映像として紹介にとどめます。
欧州での移民受け入れが治安や社会統合に課題を残してきたことは事実であり、こうした事例を念頭に「日本も同じ道を歩むのでは」という懸念が世代を超えて広がっていることを示す動きとも言えます。






警察・自治体の対応
警視庁や東京都からは、今回のデモに関する「警備体制」「交通規制」「逮捕者の有無」といった公式発表は確認されていません。大手報道も治安当局の対応には触れておらず、今後の追加情報が待たれます。
政治側・社会の反応
石破首相本人からデモに対する直接コメントは確認されていません。ただし、朝日新聞のコラムでは「辞める必要はないのでは」とする見解も示され、政権内外で評価が割れている様子がうかがえます。朝日新聞 2025年8月
また、芸人のラサール石井氏はSNSで「石破が辞めたら極右政権が誕生する」と警鐘を鳴らし、「#石破やめるな」のハッシュタグを投稿しました。社会的影響力のある人物による発信が、世論の議論をさらに拡散させています。J-CASTニュース 2025年7月
海外でも今回のデモは話題となり、イーロン・マスクもX上で「Good」と投稿していました。イーロン・マスク(X公式)






体調面:首相の足の痛み
石破首相は7月下旬から足の痛みを訴え、官邸医務室で湿布処置を受けていました。8月29日には湿布を受け取り、8月31日には自衛隊中央病院で診察を受け、痛み止めを処方されたと報じられています。数週間前から足を引きずる姿も確認されており、体調への懸念が広がっています。毎日新聞 2025年8月31日






世論調査:支持率と辞任是非


8月下旬に各社が実施した世論調査では、石破内閣の支持率は軒並み回復しました。読売は39%(前月比+17pt)、共同は35.4%(+12.5pt)、朝日は36%(+7pt)、NHKは38%(+7pt)と上昇傾向です。 東洋経済オンライン:主要各社の内閣支持率(2025年8月)
辞任の是非では、共同通信で「辞任不要」が57.5%、「辞任すべき」は40.0%。朝日でも「辞める必要はない」が54%で多数派となりました。 毎日新聞:8月世論調査・辞任の是非(2025年8月24日)






国益的視点から見た意味
「辞めろデモ」は政権不信の強さを示しましたが、同時に世論調査では続投容認の声が増えており、国民感情は二分されています。政権不安定化は外交・経済に悪影響を与えるリスクがある一方、安定志向の民意は「急進的な権力移行を避けたい」という心理を映しています。デモと世論の乖離は、日本政治の複雑さと国益をめぐる難しさを物語っています。






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