三重県警鈴鹿署は10月12日、短期滞在ビザの期限が切れた後も約24年4カ月にわたり日本に滞在していたとして、中国籍の男(63)を出入国管理法違反(不法残留)の疑いで逮捕した。長期間の不法残留摘発としては異例の長さで、地域では「なぜ長年発覚しなかったのか」との声も上がっている。
新人記者ナルカ24年も見つからなかったって、どうやって暮らしていたんだろう?



不法残留は刑事事件にゃ。身分証を出さず働いたり、偽名を使う例もあるにゃ。背景を整理するにゃ。
目次
事件概要
鈴鹿警察署は、中国籍で住所・職業不詳の男(63)を出入国管理法違反(不法残留)の疑いで現行犯逮捕した。男は2001年6月に短期滞在ビザで入国し、その後在留期間が切れた後も帰国せず、約24年4カ月にわたって日本国内に滞在していたとみられる。
用語定義・法令
- 罪名の正式名称:出入国管理及び難民認定法違反(不法残留)
- 根拠法と条文:出入国管理及び難民認定法第70条第1項第4号
- 在留資格名の正式表記:短期滞在(Temporary Visitor)
- 定義補足:不法残留とは、在留資格の期間満了後も出国せずに滞在を続ける行為。
年表・時系列ミニ表
| 2001年6月 | 短期滞在ビザで来日 |
| 2001年9月 | ビザ満了後も出国せず不法残留開始 |
| 2025年10月12日 | 鈴鹿署が不法残留の疑いで逮捕 |
発生場所
三重県鈴鹿市(鈴鹿警察署管内)
関係者
- 被疑者:中国籍の男(63)
- 逮捕機関:三重県警鈴鹿署
容疑・法令名
出入国管理及び難民認定法違反(不法残留)
経緯・時系列
- 2025年10月、職務質問を受けた際、在留カードや身分証を提示できず発覚
- 調べに対し「長く日本で暮らしていた」と供述
- 警察と入管当局が滞在経緯を詳しく調査中
警察・自治体の公式発表
発表日:2025年10月12日(メ〜テレ報道確認)
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クロ助とナルカの視点から



こんな長期間の不法残留って、どれくらい珍しいの?



2024年末時点の入管庁統計では、不法残留者は約6万2千人にゃ。そのうち10年以上滞在している例は少数にゃ。24年超は極めて異例にゃ。



再発防止の仕組みはあるの?



最近はマイナンバー制度や住民基本台帳への届出義務で不法滞在の発見率が上がっているにゃ。自治体と入管の連携強化が課題にゃ。
編集部でまとめ
- 事実の確認ポイント:2001年入国、2025年逮捕、約24年4カ月の不法残留。入管法第70条第1項第4号に基づく刑事罰対象。
- 地域・事業者・住民への影響:不法残留者の一部は非正規労働に従事し、社会保険未加入・賃金未払い問題を生む。住民登録外の長期滞在は地域行政の把握を困難にする。
- 国益的示唆:長期滞在の温床となる雇用・住宅の非公式ルートへの対策が求められる。法改正後の「在留管理システム」の実効性を検証する契機となる。
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