2025年9月18日、北海道池田町内のドラッグストアで菓子1点を万引きしたとして、ベトナム国籍の会社員の女(30)が窃盗の現行犯で逮捕されました。販売価格はわずか139円の菓子でしたが、店側からの通報と防犯カメラの記録をきっかけに警察が駆け付け、現行犯逮捕に至りました。調べにより、他の商品にも余罪の可能性が浮上しており、地域社会に波紋を広げています。
事件の詳細
事件が発生したのは9月18日午後0時55分ごろ。池田町内にあるドラッグストアで、女は店内に陳列されていた菓子1点(139円相当)を万引きした疑いが持たれています。現場にいた店員が不審な行動を確認し、すぐに通報。駆け付けた警察官が女を現行犯逮捕しました。
女は幕別町に在住するベトナム国籍の会社員とされています。池田警察署の調べによれば、女は「盗んだことは間違いない」と容疑を認めているといいます。
逮捕の背景と余罪の可能性
報道によれば、店側は「以前万引きを行った人物が再び来店している」と気付き、通報したとのことです。このことから、女が過去にも同店舗で万引きを繰り返していた可能性が指摘されています。
また、菓子以外に化粧品類など数万円相当の未清算商品を持っていたとの情報もあり、警察は余罪を視野に入れて捜査を続けています。少額であっても「万引き」は窃盗罪にあたり、繰り返し行為が確認されれば処罰が重くなる可能性があります。
法的枠組みと処罰の可能性
刑法235条では窃盗罪を規定しており、10年以下の懲役または50万円以下の罰金に処されます。万引きは少額であっても刑事罰の対象であり、常習性が認められれば実刑となる可能性も否定できません。
一方で、実務上は初犯や少額事案では略式命令により罰金刑となる場合が多いとされています。ただし、外国籍の場合は在留資格更新や就労継続への影響が大きく、行政手続きや社会生活に深刻な支障を及ぼす可能性があります。
地域の反応と商店の課題
池田町は人口1万人弱の小規模自治体であり、住民や店舗同士の距離が近い地域です。商店関係者からは「少額であっても被害が積み重なれば経営に打撃となる」「地域で信頼関係を築く努力が裏切られる思いだ」との声が聞かれました。
また、近隣の住民からは「小さな事件かもしれないが、外国人住民が関与すると地域の不安が大きくなる」との反応が寄せられています。外国人労働者の増加が進む北海道十勝地方において、事件が地域社会の受け止め方に影響を与える可能性は小さくありません。
編集部クロ助&ナルカの視点から










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編集デスクまとめ
北海道池田町で発生した万引き事件は、少額であっても地域社会に大きな影響を与えることを示しました。とりわけ外国人住民の関与は、地域の不安や偏見を増幅させる恐れがあります。今後は司法による適切な対応に加え、商店の防犯対策や地域社会の理解促進が求められます。
出典: 十勝毎日新聞(2025/9/19) / livedoorニュース(2025/9/19) / STVニュース北海道(2025/9/19)
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