公開日:2025-09-23/最終更新日:2025-09-23
広島県警は、SNSで結婚をほのめかし現金をだまし取ったとして、広島市内の会社役員男性から約8200万円を詐取した疑いで、ベトナム国籍の女(34)を逮捕しました。容疑者は投資話を持ちかけるなど「ロマンス詐欺」の典型的な手口を用いたとみられ、被害者の総被害額は2億円にのぼる可能性も指摘されています。




発生の経緯
捜査関係者によると、逮捕されたのはベトナム国籍の女(34)。2023年から2024年にかけて、広島市の60代会社役員男性に対し、SNSで知り合い「結婚を前提に交際したい」などとメッセージを送信しました。
その後、「古銭を高く売却できる」などと称して投資話を持ちかけ、オークション費用や手数料と称して現金をだまし取ったとされています。被害男性は合計で8200万円余りを渡したとみられます。
現状データ
・被害額:約8200万円(警察発表)
・被害者:広島市の会社役員男性(60代)
・容疑者:ベトナム国籍の女(34)
・手口:結婚をほのめかし信頼を獲得 → 投資名目で金銭要求 → 現金受取役を装い直接受領
・総被害額:過去被害と合わせると約2億円規模と報道
・容疑者の認否:逮捕後、黙秘または否認しているとの報道あり
地域・生活への影響
・SNS利用者のリスク:恋愛・結婚を餌にした詐欺が依然として多発
・高額被害:数千万円規模の被害が単独で発生、経済的打撃が深刻
・地域社会への波及:高齢層・会社経営者層を狙う手口が広がれば地域経済への影響も懸念
・外国人犯罪の印象:ベトナム国籍が強調されることで、偏見や摩擦が助長される恐れも
編集部クロ助とナルカの視点から









編集部まとめ/今後の見通し
広島市で発覚した今回の事件は、典型的な「ロマンス詐欺」でありながら投資型の要素を含む複合的な手口です。被害額が8200万円を超える規模であり、同様の被害が水面下で発生している可能性も否定できません。今後は、
・SNS利用者への啓発活動
・金融機関・自治体による不審送金チェック体制の強化
・外国人犯罪としての偏見を避けつつ、制度的な再発防止策の構築
が求められます。
参考リンク
関連記事


コメント