福井県内の複数のゲームセンターで、景品として提供されていた中国製の玩具拳銃が、実弾を発射できる構造を持つことが判明した。県警が回収を呼びかけているが、約100丁がいまだ所在不明となっている。
新人記者ナルカおもちゃのはずが、実弾が撃てるなんて危険すぎるね…。



にゃ。金属製の構造が強度基準を超えていて、実銃化可能な“改造玩具”扱いにゃ。
警察は回収を急いでいるにゃ。
目次
概要
- 発表日:2025年11月13日(福井新聞報道)
- 発生地:福井県福井市・坂井市内のゲームセンター計4店舗
- 対象:クレーンゲームの景品玩具として流通した中国製拳銃型トイガン
- 行方不明:約100丁(回収が進まず)
- 問題点:弾倉部・銃身の金属強度が高く、改造なしで実弾発射可能な構造
- 販売経路:中国の製造業者から輸入業者を経由し、景品卸業者を通じて流通
- 現状:福井市・坂井市の4店舗で設置確認。県警が自主回収を要請中。
経緯・時系列
| 2025年10月 | 福井市内のゲームセンター2店舗で問題の玩具拳銃が景品として提供。 |
| 11月上旬 | 遊戯客から「金属製で重い」「火薬のような構造がある」と通報。 |
| 11月13日 | 福井県警が調査結果を公表。坂井市内の2店舗にも流通していたことが判明。 |
法的区分と安全基準
- 銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)第3条:改造により実弾発射可能な構造を持つ模造銃は「準銃器」に該当。
- 通商産業省(現・経産省)の安全玩具基準では、金属製・火薬装填構造を有するものは「玩具」扱い不可。
- 輸入・販売時点での検査・通関体制にも課題が残る。
背景:中国製トイガンと輸入規制の抜け穴
福井県警によると、問題のトイガンは外見が玩具と同様ながら、 金属強度が高く、弾倉に実弾サイズの薬きょうを装填できる構造だった。 中国製の模造銃が「雑貨」扱いで輸入され、国内で流通するケースが近年増加している。
警察庁の2024年報告では、模造銃・エアガン類の摘発件数は前年比22%増。 とくに「景品ルート」での流入が新たな課題とされている。
クロ助とナルカの視点



ゲームセンターの景品で、そんな危険なものが出回るなんて…。



にゃ。経路が複雑で、店舗も意図せず仕入れてるケースが多いにゃ。 輸入検査や販売許可の仕組みを強化する必要があるにゃ。



子どもが遊ぶ場所だからこそ、再発防止を徹底してほしいね。



にゃ。自治体と警察が協力して、全店舗への回収確認を進めるべきにゃ。
編集部でまとめ
- 事実確認:福井県内のゲームセンターで実弾発射可能な中国製玩具拳銃が流通。約100丁が所在不明。
- 背景:輸入経路の不透明さと検査体制の不備。景品として流通した点が異例。
- 国益的示唆:銃刀法の適用対象拡大や、輸入雑貨の安全基準再点検が必要。 地域の安全維持のため、業界全体の管理強化が求められる。











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