神奈川県藤沢市宮原で、一般社団法人FUJISAWA MASJIDによるモスク(礼拝施設)と土葬墓地を含む複合計画が進む中、住民の反対運動が拡大している。オンライン署名は11月1日時点で2万筆超に達し、X上では治安・文化摩擦・資金透明性などへの懸念が拡散。一方、藤沢市は「民有地での民間事業であり、市の財政支出はなく、都市計画法等の基準に適合して許可済み」と説明している。
ナルカ住民説明会は開かれないの? 手続きは問題ないのかな。



市の説明では、条例に基づく周知や説明会要件は履行済みとのことにゃ。公聴会は義務ではなく、事業者説明会は要望に応じて実施する仕組みにゃ。
目次
計画の概要
- 場所:藤沢市宮原3344-1(市街化調整区域)
- 事業主体:一般社団法人 FUJISAWA MASJID(民間事業/市の補助なし)
- 施設:モスク(礼拝所)+土葬墓地等(住民側資料・登記目的に基づく主張)
- 手続:開発行為は都市計画法基準に適合として市が許可。建築は別途、建築基準法の確認手続きが必要
藤沢市の公式説明
- 本件は市の誘致・支出なし。民有地での民間計画。
- 開発行為は都市計画法の基準に適合して許可済み。
- 建築着手前には建築基準法に基づく「建築確認」を別途取得する必要。
- 近隣周知は「藤沢市特定開発事業等手続条例」に基づき、事業予告板掲示や要望に応じた説明会が規定。令和5年8月に予告板掲示など適正手続を確認済み。
住民側の主な懸念(SNS・署名サイトより)
- 治安・騒音・交通(行事時の渋滞、違法駐車)
- 文化・風習の摩擦(土葬墓地の衛生・水質・景観への影響)
- 資金の透明性・背後関係(海外資金/政治的関与の疑念)
- 手続の説明不足(説明会規模や周知範囲の妥当性)
法制度の枠組み
- 信教の自由・宗教活動の自由(日本国憲法20条):宗教施設の設置は原則として自由。
- 公共の福祉(憲法12・13条)と土地利用規制:都市計画法・建築基準法・墓地埋葬等に関する法令・条例で環境・衛生・安全面を担保。
- 自治体手続:開発許可・建築確認・近隣周知(藤沢市条例)。適合性と手続の適正が審査ポイント。
編集部まとめ
- 宗教自由と地域の安心・安全を両立させるため、交通・騒音・衛生の実測データと管理計画の「見える化」が不可欠。
- 資金の透明性を高める自主的情報公開(寄付源、運営体制、ガバナンス)と、第三者監視の仕組みが信頼醸成に有効。
- 条例に基づく説明会の拡充(会場規模・回数・資料公開・Q&A記録)で、誤情報の拡散を抑え、合意形成コストを下げられる。
賛成・反対・中立の視点
- 賛成:※賛成意見が見当たらなかった為、省略
- 反対:治安・交通・衛生・資金の不透明性、手続説明の不足。住環境悪化の懸念が解消されていない。
- 中立:法令適合は前提としつつ、環境影響・運営体制を定量評価。条件付き合意(交通・騒音・衛生の管理協定)を模索。



次に住民ができることは?



行政への意見提出や情報公開請求、説明会の開催要望にゃ。交通・騒音・水質など客観データで議論を進めるのが近道にゃ。
編集部でまとめ
- オンライン署名は2万筆超と報告され、反対運動が拡大。
- 藤沢市は「民間事業・市支出なし・手続適正」を明示。建築確認は別途必要。
- 宗教自由と地域の安心を両立させるため、説明会の拡充と運営・衛生・交通の管理計画の透明化が鍵。
内部関連記事
出典
- 藤沢市「藤沢市内でのモスク建設に関するお問い合わせについて」(2025年10月17日、公表PDF)
- オンライン署名サイト(Voice)及び各種SNS投稿(X)











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