9月19日深夜、静岡県熱海市の路上で、49歳のブラジル国籍の介護士の男と、44歳の会社員の男が互いに顔を殴り合い、傷害の疑いで逮捕されました。男らは知人同士で、動機には「恋愛トラブル」が絡んでいるとみられ、警察が詳しい経緯を調べています。
目次
事件の概要
- 発生日:2025年9月19日午後11時30分ごろ
- 発生場所:静岡県熱海市の路上
- 容疑:互いの顔を殴打するなどの暴行による傷害の疑い
- 逮捕者①:神奈川県湯河原町在住、ブラジル国籍の介護士の男(49歳)
- 逮捕者②:静岡県清水町在住、会社員の男(44歳)
- 経緯:通行人の通報を受け警察が駆け付け、現場で両名を現行犯逮捕
関係者・地域の反応
現場付近の住民は「夜遅くに怒鳴り声が響いて怖かった」「観光地なのに治安が心配」と話しています。
警察は「互いの供述が食い違っているため、動機と経緯を慎重に調べている」とコメントしました。
容疑者の供述
- ブラジル国籍の男:「恋愛のもつれで殴られた。お互いに手を出した」と供述。
- 会社員の男:「手は出していない」と容疑を否認。
供述が食い違っており、事件の実態解明が焦点となっています。
過去の類似事例と比較(外国人介護士関連)
発生年 | 地域 | 容疑内容 | 関与者 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
2025年 | 静岡県熱海市 | 互いに殴り合い傷害 | ブラジル国籍の介護士(49歳)と会社員 | 恋愛トラブルが発端、供述食い違い |
2024年 | 群馬県太田市 | 交際相手への暴行 | フィリピン国籍の介護士 | 在留資格は介護、勤務先施設に影響 |
2023年 | 愛知県名古屋市 | 同僚への暴行 | ブラジル国籍の介護職員 | 職場内トラブル、利用者への影響なし |
👉 共通点:介護職に従事する外国人による傷害事件は「職場」「交友・恋愛関係」を背景に発生することが多い
👉 相違点:今回のケースは「観光地の路上」で発生し、地域住民や観光客の不安を直結させた点が特徴的
編集部の整理
今回の事件は、単なる喧嘩や暴力トラブルに見える一方で、
- 外国人介護士という在留・就労の背景
- 恋愛関係のもつれが社会問題化する構図
が含まれており、治安や地域社会への不安と結びつきやすい事例です。
観光地・熱海で発生したこともあり、地域住民や観光客への影響を最小限に抑える警察対応が求められます。
編集部クロ助&ナルカの視点から

クロ助:観光地での傷害事件はイメージダウンにつながるにゃ。国籍の有無に関係なく、地域の安全が第一だにゃ。



ナルカ:しかも介護士として働いている人が逮捕されたと聞くと、信頼性や制度の面も気になりますね…。



クロ助:制度的背景と個別事件を切り分けつつ、冷静に整理して伝える必要があるにゃ。
編集デスクまとめ
今回の熱海市での傷害事件は、単なる個人的なトラブルであると同時に、外国人介護士という社会制度に基づく在留背景を持つ人物が関与した点に注目が集まります。
- 地域への影響:観光地・熱海で夜間に起きた暴行事件は、住民や観光客の安心感に直接響きます。警察対応の迅速さは一定の評価があるものの、逃走や二次被害の懸念が残れば、地域ブランドにも悪影響を与えかねません。
- 制度面の課題:介護人材不足を背景に、外国人介護士の受け入れは全国的に進んでいます。しかし、その中で個人トラブルや職場内トラブルが刑事事件化するケースが出ていることは、受け入れ制度の信頼性に影を落とします。
- 論点の切り分け:事件そのものは「個別の暴力事案」であり、制度や外国人全体を否定する根拠に直結するものではありません。ただし、繰り返し発生する類似ケースを踏まえれば、管理体制や地域社会との接点に改善の余地があるのも事実です。
👉 今後は、
- 外国人介護士を含む介護人材受け入れ政策の現場検証
- 職場・地域コミュニティでの摩擦防止策
- 観光地における治安維持と受け入れの両立
といった視点から、継続的にフォローが必要だと考えます。
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