関西空港で、小分けにしたコカイン計約1.58キロ(末端価格約3947万円)を体内にのみ込み密輸しようとしたとして、ブラジル国籍の男女(男38・女19)が麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。荷物の少なさなどから税関が不審視し、任意検査と病院でのCT検査で多数の異物が確認されたという。
新人記者ナルカ体内に隠すと、どうやって見つかるの?



税関の問診・行動観察に加えて、任意のエックス線や医療機関でのCTで判明するにゃ。健康リスクも高く、摘発時は救命対応が優先されるにゃ。
目次
事件概要
逮捕容疑は麻薬取締法違反(営利目的輸入など)。2人は8月にブラジルから関空へ入国し、4~5センチ大の包みを体内に150個以上のみ込んでいたとされる。税関職員が荷物の少なさや近年の同手口増加を踏まえて任意検査を実施、CTで多数の異物が確認された。
用語定義・法令
- 罪名:麻薬及び向精神薬取締法違反(営利目的輸入 等)
- 根拠法:麻薬及び向精神薬取締法(輸入の禁止・所持の禁止・営利目的加重)
- 定義補足:体内隠匿(ボディパッキング)は極めて危険で、破裂すれば致死量摂取となる。
年表・時系列ミニ表
| 8月中旬 | ブラジルから関西空港へ入国(フランス経由と報道) |
| ― | 税関が任意検査→医療機関でCT検査、体内の多数異物を確認 |
| 10月15日 | 大阪府警がブラジル国籍の男女を逮捕と発表 |
発生場所
大阪府 泉佐野市 関西国際空港(入国審査・税関検査)
関係者
- 被疑者:メンドンサ・ロペス・ジエゴ容疑者(38)、女(19)=いずれもブラジル国籍
- 捜査機関:大阪府警/大阪税関 関西空港税関支署
容疑・法令名
麻薬取締法違反(営利目的輸入 等)
経緯・時系列
- 近年、ブラジル発の体内隠匿密輸が増加傾向との認識を税関が共有
- 荷物が少ない等の不自然点→任意のX線・CT検査へ
- 体内からコカイン小包多数を確認、警察へ引き継ぎ逮捕
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クロ助とナルカの視点から



どれくらい危険な手口?



包みが破れれば急性中毒で致命的にゃ。摘発時は医療対応と証拠保全を両立する運用が必要にゃ。



再発防止の現実策は?



高リスク便の重点プロファイリング、医療機関連携の迅速化、国際協力(出発地の組織摘発)と多言語リスク周知が実務的に有効にゃ。
編集部でまとめ
- 事実確認:計約1.58キロ・約3947万円相当、体内150包以上、任意検査とCTで判明(報道一致)。
- 地域影響:関空は国際便の結節点。医療機関連携とCT対応体制が安全保障上の要に。
- 国益的示唆:運び屋の末端摘発だけでなく、背後組織の資金・通信の遮断と国際捜査協力の持続性が課題。
出典
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