茨城県古河市の車両解体ヤードに盗難車を保管したとして、茨城県警と警視庁など10都府県警の合同捜査班は2026年10月4日、ヤード従業員のパキスタン国籍の男性3人を盗品等保管の疑いで現行犯逮捕した。対象は埼玉県越谷市で盗まれた時価約600万円の高級車1台。合同捜査班はヤードで複数の盗難車や部品を発見し、流通経路を調べている。
新人記者ナルカ


合同捜査班が発表した容疑
| 逮捕日 | 2026年10月4日、現行犯逮捕 |
|---|---|
| 容疑 | 盗品等保管。盗難車と知りながら、共謀して勤務先のヤードに保管した疑い |
| 容疑者 | 古河市の車両解体ヤードで働くパキスタン国籍の男性3人(53歳、49歳、35歳) |
| 対象車両 | 時価約600万円の高級車1台。10月に埼玉県越谷市の駐車場で盗まれたとされる |
| 捜査 | 茨城県警と警視庁など10都府県警の合同捜査班 |
共同通信によると、逮捕容疑は4日午前8時20分ごろ、3人が勤務先のヤードで盗難車を保管したというもの。合同捜査班は同日朝にヤードを捜索し、複数の盗難車や車の部品を見つけた。ヤードの社長からも事情を聴き、盗難車がどのように運び込まれ、どこへ流通する予定だったのか調べている。3人の認否は記事で明らかにされていない。
「保管」の疑いと車両窃盗は別の行為
高級車が盗まれた場所は越谷市、今回の逮捕容疑の場所は古河市だ。捜査で焦点になるのは、盗難車の搬入経路だけではない。保管に関わったとされる各人が車の由来を認識していたか、誰の指示で管理されていたか、発見された別の車や部品と今回の容疑の関係があるかも確かめる必要がある。
捜索で複数の盗難車や部品が見つかったことと、逮捕された3人がそれらすべてに関与したことは同じではない。今後、車台番号や盗難届、搬入記録、部品の流れなどを照合した結果によって、事件の範囲が見えてくる。報道時点で海外への輸出先や組織的な役割分担は確認されていない。
複数の警察が捜査する理由と課題
今回は10都府県警の合同捜査班が動いた。盗難の発生地と車の保管場所が県境をまたぐため、車両の移動経路や関連する被害を広く照合する必要がある。連携の規模から、直ちに特定の国際的犯罪組織の存在を断定できるわけではない。
ヤードは車の解体や部品の取り扱いに使われる場所であり、その営業自体を違法と決めつけるべきではない。一方、盗難車が持ち込まれた疑いが生じた以上、仕入れの確認、取引記録、車両・部品の追跡がどのように行われていたかは重要だ。社長への聴取の結果を含め、運営上の責任の有無も捜査で確かめられる。






編集部まとめ
約600万円の盗難車を知りながら保管した疑いで3人が逮捕された。被害を止めるには盗んだ人物だけでなく、その後の保管・解体・販売の経路を明らかにすることが欠かせない。今回の3人については保管容疑の段階であり、窃盗や輸出まで関与したと広げて扱わない。合同捜査班が車両ごとの流れと責任をどう立証するか、続報を確認したい。
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